エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

吉田東悟に教えられた努力

2006-09-05 | 文芸
        《東悟が愛用していた犬の文鎮》

 何度目の入館だろうか。数年ぶりにまた、阿賀野市保田に吉田東悟を訪ねた。(9/3)
元気が出ないときには、ふと東悟の生き様を見つめたくなる。この記念館がいつも私の萎える心を奮い立たせてくれるからだ。猪苗代の野口記念館もしかり、努力の人を見つめ直し、ときどき我が身を振り返りたいと思っている。

エッセイ
「吉田東悟に教えられた努力」 2004.8.5
 この夏新潟県安田町(現)に吉田東悟記念博物館を訪ねた。数年前に努力の人、東悟を初めて知って驚いたが、彼をもっと知りたくて二度目の見学となった。
 彼は若くして地誌学を志し地誌編纂に挑み、粉骨砕身、十三年の歳月を費やし「大日本地名辞書」を独力で編纂した。
 閲覧室でその辞書を開き、あらためて彼の超人的な学者像、理念に裏打ちされた目標とその達成に向けた桁はずれた努力と情熱に驚かされた。
最近、安田町は近隣の町と合併し阿賀野市となった。全国で市町村の合併が進められている今日、先人の生活、歴史的地理的な文化、風俗や民情をもっと重視しなければならないと言う東悟の主張が聞こえてくるような気がする。
帰りに東悟が執筆の際愛用したと言うイヌの文鎮を求めた。それは私の机の上でいつも、努力しなさいと呼びかけてくれる。

吉田東悟についてはウェブで検索しても載っていないので、記念博物館のパンフ
から、以下に貼付する。

吉田東悟について

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