森で遊ぼう 第2回 「水生昆虫ウオッチング」があった。
当初6月実施予定のテーマ「昆虫ウオッチング」がコロナ禍で中止となったが、
今年は別に、新しいテーマ「水生昆虫」を取り上げていた。
観点は、
①自然環境として [河川水質と生息する生きもの]
②水生昆虫について ③ 滝を楽しむ だ。
問題は、活動場所だ。事前調査で活動場所を金堀の滝に決めた。
でも、例年、昆虫ウオッチングの途中で遊んでいた金堀の滝については、虫の種類、量が少なく心配していた。
「金堀の滝」は猪苗代湖からの堰から落下する清流で、観察できる水路も短く、サワガニの他はトビケラやカゲロウ類がわずかにいる程度だった。
近くにはU字溝のない水路が少なくやむを得ない。
でも、今日の滝での活動は正解だった。
滝までの裏の田んぼ道から山神社を経て20分、いろいろなトンボを観察できた。
オオシオカラトンボ、シオカラトンボ、ミヤマアカネ、オニヤンマなど。
オオシオカラトンボ♂シオカラトンボ♂
滝での活動は約40分、小さな石の裏を観察したり、網ですくったりして虫を採集した。
3班に分かれ採集した生きものをそれぞれトレーに集めた。
カゲロウ類は少なかったが、大きなトビケラやヘビトンボ、ブユの幼虫の他サワガニが沢山採集できた。
小生が40年ほど前に採集した水生昆虫の各種標本を持参したが、大いに参考となった。
各班代表から、捕れた生きものの報告、感想の発表があった。
何よりも、子供たちが歓声を上げながら虫を探し、自然の環境に親しめたことがすばらしかった。
虫たちをリリースしてから帰路20分で分校跡へ。子供たちは元気だが年寄りには少々応えた。
少し休憩をとった後は、簡単な土壌の実験をした。
子どもたちはそれぞれに大いに興味関心を示したと思う。
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事前準備の際、ビオトープでアズマヒキガエルを見つけた。あまりに大きく黒い身体は一見岩のようだった。
アズマヒキガエル
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