今朝のラジオ深夜便4時台で、〈いのちを詠う〉を聴いた。
歌人・細胞生物学者 永田和宏永田和宏氏が妻の歌人・河野裕子を語っていた。
彼女が亡くなってもう8年になる。
闘病する妻とのふれあいを淡々と語る胸の内を想像しながら、また涙があふれた。
彼の語る妻の癌との闘い、再発の恐怖に、自分自身の大病の過去を重ねていた。
なんとか生かされ、過ごす日々がありがたいが、あらためて40数年間連れ添う妻への思いが湧いた。
もっと充実した日々をと願った。妻と仲良く、家族一人一人と過ごせる日々はあと幾日あろうか。
一日一日を大切にしたい。共有できる限られた妻との時間を大切にしたい。
河野裕子を知ったのは何時だったろうか。
拙ブログ内で「河野裕子」を検索し、一つ一つを読み返した。
http://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/s/%E6%B2%B3%E9%87%8E%E8%A3%95%E5%AD%90
「共有できる時間」 2012-11-02 | 日々の生活
「家族の歌」 2012-04-04 | 文芸
「逝く母と詠んだ歌五十三首 永田 紅」 2010-11-04 | 文芸
「感謝、感謝」 2009-12-11 | 健康
またいつか書いた同じ感懐を新たにした。
《一年一年、何と早く過ぎていくことか。あれから7年、あれから15年、30年と、思い返す懐かしかったあのころ・・・。
生きた密度は比ぶべくもないが、私も妻も、河野さんと同い年だ。
本当に人生は短いと思う。また、家族の幸せを思う。》
《改まって、健康に感謝、人々に感謝の日々だ。残された老後、これまでいただいたご恩に報いたい。
そして、家族に支えられ、穏やかに、楽しく過ごしていきたいと思っている。》
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