咲き出した清楚な薄紫の花はミヤコワスレだろうか、さわやかな初夏の花だ。その花の上で、虫たちのドラマを見た。ハナグモがハナアブを捕らえた瞬間を見た。庭を巡ると初夏のいろいろな虫たちが、それぞれに精一杯に生きている。
【ヤホシゴミムシ】
【クロオオアリ♀?】
ヤホシゴミムシ(オサムシ科)は、じっとしていない。葉の上を歩き回ってすぐに飛び立つ。全体にオレンジ色で翅に4対の白色の円紋が鮮やかだ。ハエトリグモが他のクモを捕らえていた。共食いだ。また、桜の幹に大きなアリを見つけた。定規を当てたら17~18㎜あった。胸のあたりは褐色だがムネアカオオアリより一回り大きく、多分、交尾が終わり翅を落としたクロオオアリの女王アリだと思った。テントウムシがマーガレットの黄色い管状花の上でもう蛹化していた。
それぞれの虫の行動をしばらく観察し、写真に撮る。図鑑で名前を調べ、その生活史を知る。そんな一連の楽しさに浸っている。
身近な庭で小さな生き物たちが命がけの生活を展開しているのかと思うと、のんびりしてはいられないと思った。
【テントウムシの蛹化】
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