今しがた、ヤフーニュースを読んだ。 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6271233
表題は 【「仲直りは無理」 会津の人々、長州に今も遺恨なぜ? 明治維新150年より「戊辰」】
この記事の宗像 精先生の思いは、会津の人たちが共感できる思いに違いない。
小生も同じ思いだ。
今年は戊辰150周年、市でもいろいろな企画イベントを展開しつつある。
戊辰150周年 ロゴマーク
- 「150」の文字に、会津松平家の御家紋と白虎隊を想起させる虎のシルエット。
小生も関わる思いを、何度か新聞へ投稿した。
***** 星亮一氏が語る 維新史観に共感 *****
戊辰の役150周年を前に、歴史作家の星亮一氏の講演を聴く機会に恵まれた。テーマは「戊辰戦争から何を学ぶか ~我々に課せられた責任~」 戦争に至る時代認識、当時の会津藩の位置や白河での開戦の意義など維新史の持論を展開されたが、氏の維新観の多くに共感を覚えた。さらに、戦争を防ぐことは出来なかったか、その後の薩長主導の政治やこれからの会津の生き方をなどについて、すべてを再検討すべきではないかと結ばれた。/維新史を鳥瞰しつつ、再び会津の辿った悲惨な史実の数々に思いを寄せた。遺恨は根深い。昨今、会津と長州との和解が取り上げられるが、かつての市長が「仲良くは良いが、仲直りは出来ない。」と強調したと聞いた。この言葉が私の胸にストンと落ちた。でも、こうした思いも、やがて時の流れに消えていくのかと思うと寂しい。 (2017.12.16付 福島民友新聞)
*****「戊辰戦争の歴史 見つめ直す機会」*****
来年は明治元年から数えて150年、会津若松市では「戊辰150周年記念」の事業を行うと聞いた。政府も記念事業を計画、かつての薩長、鹿児島や山口での呼び名は維新、高知でも「幕末維新博」を計画している。会津ではやはり悲劇の戊辰が心の底にあるのだろう。/ときに手に取り文字をたどる本がある。会津人芝五郎の少年期の記録だ。150年前のまさに騒然たる城下の様子や五郎少年の惨憺たる運命にいつも涙が止まらない。「故郷の山河を偲び、過ぎし日を想えば心安からず、老残の身の迷いならんと自ら叱咤すれど、懊悩流涕やむことなし。」自害せし祖母、母、姉妹を偲ぶ血涙の辞が物語っている。/この記念事業を観光振興だけに終わらせず、立ち止まって会津の教育に目を向ける機会にできればと思っている。これから郷土をになう青少年に、あいづっこ宣言の精神と共に、時の流れに薄れゆく戊辰の歴史や幾多の先人をもう一度しっかり見つめる機会として欲しい。 (2017.2.21付 福島民友新聞)
あいづっこ宣言
戊辰150周年 市のキャッチフレーズは
「義」の想い つなげ未来へ-。戊辰150周年。
「義に死すとも不義に生きず」という自ら信ずるところに従い戦い続けた先人の思い、歴史を振り返りたいと思っている。
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