冷たい雨が色づいた晩秋の庭を洗っている。
はらはらと降り積む色とりどりの落ち葉をぼんやりながめ、やがて来る季節を思った。
サクラやケヤキはもうとうに葉を落としたが、真っ赤なイロハモミジや黄色いトウカエデがそれぞれに美しい。
木々は芽吹きの季節にはみな同じやわらかな緑色だったが、巡った秋にはそれぞれに自分の色に染まっている。そして、やがてこのきれいな落ち葉も雪の下に隠れ、自然に帰っていく。
中国には「落葉帰根」と言う言葉がある。落ちた葉が根から再生される自然のサイクルだ。人の命もこの輪廻と同じである。
いま巡った老いの秋、自分らしい色に染まっただろうか。出来ればこれからでも筆を持ち替えて、染め直してみたい。
私らも11/2、44年になりました。
金婚は是非に、と思っています。
PETずいぶん前に受けました。心配いらないでしょう。
今日、今女房の実家から野沢菜が届き、早速お菜洗いして漬けました。