エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

大晦日

2010-01-10 | 日々の生活

【以下は、パソコンが壊れる直前に書いていた大晦日の記録である。


物置からお屠蘇のセットや重箱を出してきた。いよいよ押し詰まった。
この前までクリスマスツリーが飾ってあったテーブルに、もう生けられたお正月の生花と漆器のお屠蘇のセットが置かれた。いい年になるように明るい気持ちでお正月を迎えたいと思う。
 お正月と言っても、息子たちが年始に来るくらい、いつものことだが簡単にしようと話しあっていた。でも妻は休みに入った娘たちと何度か買い出しをし、数日前からおせちの準備を始めていた。
 
 メールで1年間を振り返ってみた。健康で過ごせたことが一番だった。
冬は雪が少なかった。4月武琉君の小学校入学、春から夏は、里山の自然を見つめる毎日だった。忘れもしない8/3、悲しいラックとの別れがあった。秋は40年ぶりに同級会があった。あらためて、1年の過ぎ去るの速きを思い知らされた。おおむね穏やかな年であった。

 まだまだと思っていたが、つかの間に今年も今日1日となってしまった。
大晦日の過ごし方、夕食はいつもよりだらだら飲みながら炬燵に寝てしまうだらしない思い出が浮かぶ。若い頃から紅白歌合戦もあまり興味はなく、終わる頃に起こされてTVの「行く年 来る年」で日本各地の新しい年の初めの様子をながめていた。
たぶん今日もそうなるだろう。気が向けば裏の八幡様へ初詣となる。
一夜明ければお正月だ。数時間をそれなりに大切にしたいとは思いつつ・・・。



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PCが壊れた

2010-01-10 | 日々の生活

 今日は会津若松の初市十日市、明るいうちに家族で出かけた。孫たちもあちこちからもらったお年玉を持って楽しみに歩いてきた。いつも吹雪の記憶があるが、今年は静かな雪降りの穏やかな十日市だった。

起き上がり小坊師: 最近は、大きなものやいろいろな色のものがある。】

 年末、押し詰まってから年賀状を印刷し始めた。プリンターのインク切れになり、カートリッジを交換したらインクの充填作業中に動かなくなってしまった。翌日、PCが立ち上がらなくなった。大晦日に電気屋に持参、早急に修理依頼をした。ハードがやられたらしい。10月に、10年来使っていたノートパソコンが壊れ、新調したばかりだった。
 待ちかねたパソコンがやっと届いたが、ネットやメールへの接続に苦労した。それよりも、ここ1ヶ月ほどのデータのバックアップもできず、大事なデータが失われ落胆はこの上ない。
 思えば、ブログも6年目に入るが、たびたびの病気入院の時以外は長いブランクはなかった。確か大晦日にアップするつもりで準備した文書がパーになったから10日ぶりだ。

 そんなわけで、ある意味、何か落ち着いた新年だった。
PCが占拠していたスペースに本を置き、ノートを広げペンを握った。
両手を広げるほど大きな机に向かい、久々に書斎のくつろぎを味わった。
 愛用の万年筆にインクを入れ直した。思いついた文章をペンでノートに書く。文字を見ているとほのかにインクの臭いがするようだ。
 キーボードを万年筆に置き換えて心を綴ると、当たり前にキーボードをたたいていたときには感じなかった、何か忘れていたものがよみがえってきた。
 PCのない生活に、忘れていた時間を取り戻せたような気がしている。
 PCが戻ってきたが、そんなことを反省しながら、ブログも更新していきたい。



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