年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

福神漬への道

2007年01月01日 | 福神漬
福神漬は東京名産の漬物三種のうち(沢庵漬・べったら漬)最後に登場した漬物で明治19年に上野広小路・酒悦の主人が作って、七種の野菜が入っていたので当時盛んだった七福神めぐりからとって福神漬と命名されたといわれました。この福神漬と沢庵漬がJAS法(日本農林規格法・農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律)に法律用語としてあります。どうして福神漬が法律用語となったのでしょうか。
 答え 正確な答えにはならないかもしれませんが法律を作るところが東京で、全国的に普及している二品だけが個別名称をつけられ規制された。べったら漬は全国的に知られてなく、季節性があり、JAS法が出来た時はまだ『べったら漬』は東京近辺しか知られておらず、法律の名称とならず『こうじ漬』となってしまった。
 名前の由来である福神は、享和の頃(1801-1804)から七福神めぐりがさかんとなり上野近辺の谷中七福神がその発祥地と言われる。
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