年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

アサクサノリ

2008年12月31日 | 福神漬
アサクサノリ
慶應元年の記録には浅草のりの店として『酒好』『酒悦』『酒袋』の三軒が見える。江戸時代には沢庵漬のように高僧により食物の名が命名される伝承(隠元・隠元豆)があるが、浅草海苔も精進物として寺院に献上され、上野寛永寺を創った天海僧正により命名されたとする伝承もある。
 江戸時代の旅の土産は徒歩であったため軽いものが好まれた。したがって江戸土産で野菜の種子等が地方に散っていった。アサクサノリもその中の一つだったのだろう。
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