goo blog サービス終了のお知らせ 

 年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

物語ジョサイア・コンドル

2009年09月03日 | 福神漬
物語ジョサイア・コンドル-丸の内赤レンガ街をつくった男-
永野芳宣著より
この本は三菱一号館再建企画に合わせて出版された本で小説である。河鍋暁斎からコンドルをみた本と見解は異なるが一般の人たちは事実に従った本とみるだろう。何しろ明治の話は時間が近い割に江戸時代・幕末よりドラマ化されず知っていない。
 コンドルは明治日本にやって来て日本文化を紹介した外国人の中では異色で古い日本文化より、暁斎と付き合っていたため当時の日本文化を紹介していた気がする。その結果彼の設計した鹿鳴館は欧風建築の中にインドイスラム様式が少し入っている。そのため欧風化政策の人達に不満が生じ、さらに反欧風化の人達にも嫌われた。
明治10年代はいろいろ面白い。時代考証に忠実にするには難しいので映像化は費用がかかるだろう。榎本武揚と交流があったようで福神漬人脈の一員と成る。ただこの本は小説とはいえ榎本武揚を鹿児島の出としたのはいけない。彼は江戸下谷の育ちである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする