年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

新場の小安

2009年09月01日 | 宅老のグチ
新場小安 しんば‐こやす
江東区の史跡案内に新場小安墓がある。東京都江東区猿江一丁目重願寺にある。
日本橋魚河岸に対して、新しい魚市場(日本橋本材木町)、通称新場と言われたところに幕末侠客がいた。講談や小説に出るのは初代の新場の小安だが2代目も色々活躍していて、明治18年河鍋暁斎の両国中村楼の書画会にも最後の剣豪と知られていた榊原健吉とともに参加していた。
 この2代目新場の小安は労働運動にも関係しているようで博徒とか侠客という言葉からくる印象と合致しない。明治の貧しい靴加工労働者の運動を見ていると下町の皮革加工の差別を感じる。軍隊に収める靴加工は彼らにとって安定した得意先でもあった。
コメント
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