年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

古書・大言海を買う

2017年10月21日 | 福神漬

アマゾンで古書を買う。4000円也。九州より届く。大槻文彦著大言海・昭和七年からの4冊。出版されてから80年は経ってこの価格ということは辞書として役に立たない本で価値を認めない人がほとんどと思える。4冊で5キロほどの重さがある。辞書というより骨董品と見ている。

 言海が出版された時、記念の会合の騒動が会った。伊藤博文の出席を嫌った福沢諭吉が欠席したと言う。さらに第二代日本銀行総裁富田鉄之助も仙台の縁で出席したと言う。個人で辞書編纂をするということが大変だったことを今の人は知らないだろう。多くの誤りがあるというけれど全ての近代日本語の意味の解釈はここから始まる。辞書のアイウエオ順となったのは言海から始まる。大正時代の電話帳などはイロハ順だった。

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