埼玉師範学校卒業したかどうかの書類を集めるため、ここ数日役所に出向いた。戸籍謄本・住民票と免許証を用意する。いつ入学したかは解らないし、さらに繰り上げ卒業ということもありうる。昭和18年の学徒出陣の前に陸軍に入隊したようだがそれではいつ卒業したのだろうか。
この辺の親族の記憶がすでに80代後半から90代になっているので混沌としていてどこが本当か不明である。やはり公文書を取り寄せ、親族のあいまいな記憶を訂正するしかない。
この捜査は時間との闘いでさらに交通費という問題も絡んでくる。叔父が埼玉師範学校を出たかどうかの書類があれば次の段階に進む。無ければ高等教育を受けていることの条件がある陸軍特別操縦士官の試験資格を満たさないのでどの学校に行ったのかという問題が生じる。
少なくとも埼玉大学教育学部百年史の戦時中の記録には叔父の名前がない。今の埼玉大学教育学部は女子が多数(およそ2対1)で戦前でも多数だったのだろうか。百年史の記録は印象として女子の苦労話と感じた。生き残った人から歴史は作られる。