年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

記録と記憶の国・アメリカ。そして記録せずに記憶にする国・日本

2024年10月25日 | 宅老のグチ
もうじきアメリカの野球で日本が騒ぐ。見ていると歴史の浅い国が記録で詳細の歴史を作っている。それでも新しい技術で記録している様子が見える。
 こんな時に、新聞広告で次のような広告があった。
日米史料による特攻作戦全史 ロビン・リエリ―著 小田部哲哉編訳 2024年10月
アメリカの視点で、(神風・かみかぜ)を研究した書。図書館で読んでみて、実に従来の日本人の特攻本と異なる印象がある。
 この本の著者と編集者の会話から、日米の死に関する基本的宗教観の差があって、アメリカ側では自殺攻撃と初期から見ていた。アメリカの独立戦争でも、このような劣勢時の名誉の戦闘行為をどう表現しているのか気になる。テキサスの所で、メキシコとアメリカが戦ったアラモ砦の戦闘では絶望的な戦闘でアメリカの3大記憶日となっている。他の二つは日米開戦日、9.11のニュ-ヨ-クの飛行機による突撃。
 これもカミカゼ攻撃と言われた。そんな記録の本を読みながら、日本とアメリカの記録と記憶の差を考えている。ウクライナのドロ-ン攻撃は初期には日本の報道で神風攻撃と言っていたが今は自爆ドロ-ンと変化した。近未来の戦争はウクライナの戦争から始まり、どんな終末を迎えるにしても、戦争技術が残り、拡散する。そして前線とか銃後という言葉が消え、人と兵器を心を痛めることなく破壊する。それはテレビゲームで殺人する行為に似ていて、血も出なければ死体も復活する。何よりもゲーム機から離れれば日常の世界に戻れる。
 記録の整合性からカミカゼという言葉が修正できない米国の記録事情がある。アメリカ人でも戦史家は自殺攻撃と見ていない人が増えつつある。JR品川駅前の食肉市場の感覚と似ている。豪華なレストランで美味しそうに肉を食べている自分がいる。時間を戻せば生きた動物の死体を食べている。日本は仏教で輪廻という言葉から明治以前は肉食は禁忌だった。それがあっという間に肉食文化を取り入れた。こんな日本はいつまで平和ボケでいるとは思えない。過去の事例で鉄砲伝来後に世界の銃保持数の最多となったし、徳川末期に開国後に中国・ロシアと対等と戦争し、負けない武力整備をした。この無理な国が慢心し悲惨な敗戦となった。今は冬眠中の日本ヒグマのようでいつ寝覚めてもおかしくない。ウクライナの北朝鮮正規軍兵士が着任し、戦死すれば、第三次大戦の開始となる気がするシナリオが見える。
 韓国がウクライナに兵器支援し、多数の北側戦死者。ウクライナでの朝鮮代理戦争の勃発。

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