江戸幕府編纂物 解説編 福井保著
ようやくこの本で戸田氏徳と戸田氏栄が昌平坂学問所で天保年間の幕府編纂事業の中で出てくる名前が同一人物であることが確認できた。福井氏は氏栄が浦賀奉行であったことは記述していない。天保6年秋に完成した『干城録』は戸田氏栄が中心となり8名で編纂した事業だった。安政3年に完成した『通航一覧』の編纂者の中に戸田寛十郎氏功の名前があるが氏栄の総領(長男)のようである。
福井氏の著書では何時ごろから改名したか不明だがもう少し他の天保年間の資料を探せば何かが出てくるかもしれない。
福神漬の命名に関する事項を調べてゆくうちにどうやら脱線調査に向かってきた。