776 信濃町古間の火の見柱 撮影日170427
■ 脳は見慣れないものをすんなり受け入れようとはしない。脳内にストックしてある情報にないものを受け入れることをためらうようにできているらしい。初めて目にする食べ物を食べることをちょっと躊躇するのも脳の同様の反応の結果だ。これは命を守るようにプログラムされている脳の健全な反応であろう。
これを火の見櫓、いや火の見柱だと認識するのに少し時間を要した。いままで見てきた火の見柱の高さはせいぜい5メートル止まり。こんなに背の高い火の見柱を見るのは初めてだった。何か別の用途の工作物ではないか、遠くにこれが見えた時、そう思った。
下の写真をよく見ると透けた床越しに半鐘らしきものが写っている(柱の右側)。
そうなのだ、脳は一旦情報を受け入れると、それが間違ってはいないことを裏付ける情報を探し出そうとする。そして、おもしろいとか好きという反応を示すようになり、より観察しようとする。恋愛についても脳はこのような反応をしているはずだが・・・。
脳のこのような傾向というかクセを知っておいて損はない。これホント!