撮影日時180131 21:22
21:42
● 今夜の満月は皆既月食になる、それもかなりレアな。
地球に近づいていて大きく見えているからスーパームーン、月2回満月になるブルームーン。皆既月食になると、太陽光のうち、赤系の光が地球の大気で屈折して月面に届くので赤銅色に見えるからブラッドムーン。みっつ併せて「スーパー・ブルー・ブラッドムーン」と呼ぶんだとか。
横着をして、いつも朝焼けを見るリビングの窓から撮った。
記録としてアップしておく。
撮影日時180131 21:22
21:42
● 今夜の満月は皆既月食になる、それもかなりレアな。
地球に近づいていて大きく見えているからスーパームーン、月2回満月になるブルームーン。皆既月食になると、太陽光のうち、赤系の光が地球の大気で屈折して月面に届くので赤銅色に見えるからブラッドムーン。みっつ併せて「スーパー・ブルー・ブラッドムーン」と呼ぶんだとか。
横着をして、いつも朝焼けを見るリビングの窓から撮った。
記録としてアップしておく。
961 静岡県御殿場市 1脚無4型 写真提供Aさん 撮影日180128
■ 今日(29日)の信濃毎日新聞朝刊1面に「新生山雅に熱視線」という見出しの記事が掲載されていた。**サッカーJ2松本山雅が28日、1次キャンプ地の静岡県御殿場市で今季初の練習試合。約400人のサポーターが駆け付け、活躍を願って熱い視線を送った。** Aさん・A君はこの約400人の中に入っていたのだ。山雅は熱心なファンに支えられている。
A君が御殿場市内で出合った火の見柱を撮ってきてくれていた(撮影したのはA君だろう)。
これはコンクリート柱だろう。見張り台から下の部分は赤茶色に塗装されている。なかなかスタイリッシュで、どういえばいいのか、そう、ヨーロッパ的なデザインだ。
今年したいことのひとつが静岡の火の見櫓巡り。
■ 久しぶりに芥川受賞作を単行本で読んだ。若竹千佐子さんのデビュー作『おらおらでひとりいぐも』河出書房新社。
妹がまだ芥川賞に決まる前に読んでいた本を借りてきた(貰ってきた?)。
夫に先立たれ、子どもたちは自立して、ひとり暮らしをしている桃子さん(74歳)が主人公。桃子さんは24歳のときに故郷(東北)を離れてかれこれ50年経っている。
**いつの間にか東北弁でものを考えている。晩げなのおかずは何にすべから、おらどはいったい何者だべ、まで卑近も抽象も、たまげだごとにこの頃は全部東北弁でなのだ。というか、有り体にいえば、おらの心の内側で誰かがおらに話しかけてくる。東北弁で。それも一人や二人ではね、大勢の人がいる。おらの思考は、今やその大勢の人がたの会話で成り立っている。それをおらの考えど言っていいもんだがどうだが。たしかにおらの心の内側で起こっていることで、話し手もおらだし、聞き手もおらなんだが、なんだがおらは皮だ、皮にすぎねど思ってしまう。おらという皮で囲ったあの人がたはいったい誰なんだが。(後略)**(13頁)
**だどもなして今頃東北弁だべ。そもそもおらにとって東北弁とはなんだべ、と別の誰かが問う。(中略)東北弁とは最古層のおらそのものである。もしくは最古層のおらを汲み上げるストローのごときものである、と言う。**(15頁)
この自問自答、桃子おばあちゃん、タダモノではない。
おひとり様になった私、「いかに生くべきか、いかに逝くべきか」。哲学的テーマに関する桃子さんの東北弁による思索。
週末の夜は映画を観よう
■ 「ロシアより愛をこめて」はラストシーンが印象的な映画だった、という遠い記憶がある。
この映画は1964年(昭和39年)に日本で公開されたとのことだが、この年には観ていない(生まれてはいたが、映画を観に行くような年齢には達していない)。ではいつ観たのだろう・・・。後年、テレビで観たか? ネット情報によると、この映画は1972年(昭和47年)にリバイバル公開されている。この年に映画館で観たのかな。いや、もっと後にやはりテレビで観たのかもしれない。
この映画は「ドクター・ノオ」の次に制作された「007」シリーズの第2作。一昨日(26日)借りてきて、昨日の早朝に観た。
「007」シリーズは何作か観ているが、この作品が1番好きだ。ストーリーはシンプル。一言で言えば闇の犯罪組織「スペクター」が企てたジェームス・ボンド暗殺計画の顛末。
スペクターは暗号翻訳機・レクターをえさにダニエラ・ビアンキというボンドガールNO.1(すべてのボンドガールを観ているわけではないが、断言する)の知的美女(1960年のミス・イタリアだとか)をボンドに差し向けたのだが、彼女がボンドに惚れてしまって・・・。
また、懐かしい映画を観よう。ウイスキーをロックでチビチビやりながら、なんて最高じゃないか。
■ 今月23日、所用で大町へ。大町で昼食といえば黒部ダムカレー。
■ おうちごはん ホッと 黒部ダムカレー諸元
・ダム型式:アーチ式ライスダム
・堤体長:約30cm(黒部ダムカレーカードに記載されている数値)
・堤体高:約5cm(同上)
・堤体幅:不明(計測しなかった)
・堤体重量:約400g!(カードに記載されている数値)
・総貯ルー量:約300cc(同上)
・ダム湖に浮かぶ遊覧船・ガルベ:手づくりハンバーグ(竣工写真では分かりにくい)
春雨は流木
・敷地:楕円形の白い皿 長軸直径32cm(?メモの数字が分からない・・・) 短軸直径29cm
縁で測った深さ4cm かなり広い敷地だ。
・施工費:1,200円(税込み)アイスクリームが下流側に載っている。食後のコーヒー付き。CP良し。
・施工に要した時間:12分(発注11:56 竣工12:08)
・竣工検査に要した時間:20分(食後のアイスクリームとコーヒーは含まない)
・味:ルーはコクがあり美味。
・施工会社:「おうちごはん ホッと」のスタッフ 厨房が見えないので詳しいことは分からない。
・施工会社の所在地:長野県大町市大町4082-1
施工会社の外観
■ 松本清張は私を読書好きにしてくれた作家。中学2年生の時と記憶しているが、『砂の器』を読んだ。松本清張の代表作で映画にもなり、テレビドラマにもなった作品だが、こんな面白い小説があるんだ、と感動したことを今でも覚えている。このことは既に何回も書いた。
先日、行きつけの書店でこの本を見つけて迷うことなく買い求めた。『松本清張「隠蔽と暴露」の作家』は作家論・作品論。松本清張の作品を「戦争」、「政界、官界、 経済界」、「オキュパイドジャパン(占領下日本)」など、いくつかのジャンルに分け、それぞれの代表作を何作か取り上げて作品論を展開している。
**一見穏やかでなにごともないような日常からときおり立ち上がる「何故だろう、何故だろう」という疑問を入口に、人と社会と国家の秘密、(中略)政財官界の汚職、疑獄、国家規模のたくらみ、重大機密、戦争に関係する過度の機密保護まで、さらには国家間の密約やグローバル化する世界での経済的不正、政治的謀略までをも、その幾重もの隠蔽と黒い企てもろともさぐりあて、それを暴露し、しずかに告発しつづけた。**(14、15頁)
この本にも取り上げられている『ゼロの焦点』は好きな作品だ。再読したい。
スタバで朝カフェ読書(0118)
■ 松本市渚のスタバ、その2階の8人掛けの大きなテーブル。おひとりさま向けの物理的な仕切りがあるわけではもちろんない。が、スマホに集中すれば、おひとりさま向けの情報空間が出現する。私は紙の本というアナログな装置(?)により、おひとりさま空間を立ち上げる。
読み始めたのは『雲を愛する技術』荒木健太郎/光文社新書
この本の章立ては次の通り。
はじめに
第1章 雲を愛するための基礎
第2章 様々な雲
第3章 美しい雲と空
第4章 雲の心を読む
第5章 雲への愛をもっと深める
あとがき
著者の荒木さんは気象庁気象研究所の研究官で雲研究者。
雲は大きく10種類に分類されるということを知った(世界気象機関 国際雲図帳による分類)。この十種雲形はさらに細かく種と変種に分けられるという。第2章は雲の種類についての詳細な解説。火の見櫓の分類は脚の本数などの観点からごく簡単にできるが(梯子型の控え柱の扱いや見張り台の平面形で面取りに迷うことはあるが)、雲の分類は難しい・・・。本書には雲の発生・成長のメカニズムについての詳細な説明もある。雲関連事象のガイドブックといった趣だ。
この本を読み終えれば、朝焼けも違って見えるだろう・・・。
以前撮った雲の写真を載せる。
20140910撮影
20140930撮影
20151027撮影
20160316撮影
このような雲につけられている名前が分かるようになるかな・・・。
■『ひとり空間の都市論』南後由和/ちくま新書を読んだ。
本書ではひとりを一定時間、集団・組織から離れて「ひとり」であることと定義している。このような「状態としてのひとり」にはだれでもなり得る。
著者は**都市では単身者であるか否かにかかわらず、「ひとり」が行き交い、それら「ひとり」に対応した、さまざまな空間が集積しているのである。**(029)と指摘して、住まい、宿泊施設、商業施設、宿泊施設、モバイル・メディア(具体的にはワンルームマンション、ひとりカラオケ店、ひとり焼肉店、インターネットカフェ、カプセルホテルなどの建築空間、更にスマートフォンなどのモバイル・メディアという情報空間)の事例をもとに都市の「ひとり空間」の諸相を論考している。
私が興味深いと思ったのは、例えばひとりカラオケしながらLINEをしているというような「建築的なひとり空間」で「情報のひとり空間、即ちモバイル・メディアでは常時他者と接続している」という状況。
本書では**方丈庵という「ひとり住まい」には、自分の姿を隠したまま周囲をみること、いわば「眺望-隠れ家」のバランスがもたらす充足感を見出すことができる。**(080頁)という鴨長明の隠棲の解釈についても触れている。
今では鴨長明が望んだこのような状況が上記のように、日常的に簡単につくり出せる。これは果たして幸福な事態だと言えるのだろうか・・・。
**社会学者は人に関心があり、空間を正面から論じることをしてこなかった。逆に建築学者は空間に関心があり、人については十分に論じてこなかった。「ひとり空間」という言葉には、人と空間を分けるのではなく、両者の関係性を考えたいという狙いが込められている。**(246頁)
社会学と建築学、両方の領域に亘る研究であるところに強味というか意義がある。
本書のもとにもなったという『建築雑誌』2015年1月号/日本建築学会 の特集「日本のおひとりさま空間」も併読したい。
塩尻市片丘 御柱 撮影日180116
■ 正月限定のランドマーク・御柱は歳神様のためのもの。歳神様はこの御柱を依り代に降臨するといわれる(と何回書いたことか)。更に御柱は歳神様用の階段とも言われているそうだ。
市民タイムスに掲載された記事(*1)には**柱は何の用かと言ふに、つまりは一尺でも天に近くする為で、即ち神霊用の梯子である(『神樹篇』)という柳田国男の説も紹介されている。
厄病神は色鮮やかな飾りを好まないので、綺麗な御柱を敬遠して降りて来ないという。
*1 平成28年12月18日付市民タイムス 「道祖神の御柱 天に掛ける梯子 歳神招く」浜野安則
■ 昨日15日の信濃毎日新聞朝刊の文化面に「新書 80歳」という見出しの記事が掲載されていた。
1938年(昭和13年)の11月に岩波新書が創刊されて、今年で80年になるという。記事にはビジュアルな年表も載っている。おそらくこれからも一番お世話になるのは新書、代表的な新書の創刊年をメモしておこう。
1938年 岩波新書
1962年 中公新書
1963年 ブルーバックス(講談社)*1
1964年 講談社現代新書
1994年 ちくま新書
1998年 文春新書
2001年 光文社新書
2003年 新潮新書
**現代を自らの眼で見つめようとする、逞しい知的な読者の活力となることを欲している。**
これは上掲したどの新書の創刊のことばでしょうか?
*1 記事には掲載されていないけれど、ブルーバックスも記録しておきたい。
中公新書です。
■ 今年の年賀状には文字が隠れている。いや、隠れているわけではなく、小さいので読めないだけ。単なるオレンジ色の線分だと思いきや、あけまして おめでとうございます という極小文字があった。
私が見つけたわけではありません。ネット上で話題になっているので確認しただけです。
■ 「マイノリティ・リポート」を観た。
先週の金曜日(12日)にNHKラジオの平日午前中の帯番組「すっぴん」を聞いた。金曜日のパーソナリティは作家の高橋源一郎さん。番組の「高橋ヨシキのシネマストリップ」というコーナーで「マイノリティ・リポート」が取り上げられた。放送を聞いていて観たいと思った。早速DVDを借りてきて、観た。
2054年のワシントンD.C.が舞台のSFサスペンス。監督はスティーブン・スピルバーグ、主演はトム・クルーズ。
3人のプリコグ(予知能力者)で構成された殺人予知システムを導入したワシントンD.C.では、犯行直前に警察官が現場に急行して「犯人」を捕まえてしまうので殺人ゼロ。ある日、トム・クルーズ演ずる犯罪予防局の刑事・ジョンが犯人だという殺人が予知されて・・・。後は彼が逃げながら事の真相を探るという、この手の映画お決まりの展開。
ジョンは殺人予知システムを開発した年配の女性科学者に助けを求める。ジョンは女性科学者から得た情報により、プリコグの脳内に保存されている情報(3人の予知が不一致の場合のマイノリティ・レポートはシステムの不完全性を隠すために削除されているが、プリコグの脳内にのみ保存されている)を取り出すことをある人物に依頼する。だが、取り出された情報も彼の犯罪予知を示しているだけだった・・・。
以下、私が直接ストーリーとは関係しないけれど注目したシーン。2054年のワシントンD.C.はすごい都市になっている。
網膜をチェックして人物を特定する装置が町のあちこちに設置されていて、特定された人物向けのCMが表示されたり(現在パソコンはこれに近い状況で、使用者向けの広告が表示される)、電車内で読む新聞に速報記事が表示されたりもする。
いかにも未来的といった感じのデザインの車は高層ビルの外壁面を垂直走行する!高層階にあるジョン(トム・クルーズ)の自宅マンションの外壁面に車が横付けになり、直接室内に入る。インテリアデザインもハイテックで未来的。
ジョンは闇医者から目の移植手術を受けて他人に成りすますし、摘出した自分の目を持ち歩いていて認証システムを潜り抜けたりもする。摘出した目を誤って床に落としてしまい、転がる目を追いかけるシーンはいかにもスピルバーグ的な遊び。
他にもスピルバーグ的なシーンがいくつもあった。
例えば「スパイダー」と呼ばれる手のひらサイズのクモ形ロボットがドアの下の隙間などから建物に侵入、住人の網膜チェックをして人物を特定するが、このスパイダーもスピルバーグ的。彼はこの手のロボットが本当に好きなんだなぁ。ジョンが手術を受けたところも同じ建物内にあって、彼が迫ってきたスパーダーをかわすシーンにはハラハラ。
あらゆるシステムの構成に人が組み込まれている限り、悪事に利用されたりもするし、エラーも発生する。この映画はこのことを警告しているのだろう。
■ 正月に松本平の各地で立てられる御柱。今朝(14日)安曇野市豊科新田の公民館前に立てられている御柱(おんばしら)を見てきた。火の見櫓と御柱が並び立つのはここだけ、松本市波田上波田では両者が少し離れて立つ。
小正月の伝統行事 あめ市祭りの一環として行われる豊科の御柱
朝7時過ぎに現地に行くと地元の人たちが柱の元に集まり神事をしていた。その後、御柱はゆっくり倒されて綺麗な柳花や巾着袋が取り外された。柳花は集まった人たちが自宅に持ち帰り、魔除けとして飾るそうだ。私が見たのはここまで。この後、御柱から外された、重さが100キロ近くもある福俵を曳き歩く福俵曳きが行われる。福俵は慶事のあった家や事業所などに奉納されるという。ちなみに神殿は組み立て式で、祭りが終わると解体される。
公民館の前庭に倒した御柱から柳花を外す地域の人たち
■ ここに挙げた箕輪町と原村の例は消防倉庫をまたいで火の見櫓が立っている、いや施工順序からすれば火の見櫓の下に消防倉庫が建っているという捉え方の方が正しいのだが、この理由としてはやはり土地の有効活用ということしか浮かばない。脚元を空けておくのはもったいないということで、倉庫を建てたのであろう。
倉庫と火の見櫓の脚部が干渉しないようにするか、しないか。干渉しないようにすると考えれば、脚部を箕輪町の例のようにするか、脚は自然な形にして倉庫を小さくするかのどちらかになる。
干渉しても構わないから、火の見櫓の脚部を自然な形、構造的に無理しない形にすると考えれば原村の例のように貫通型にして倉庫を大きくすることになる。
いつもこのように考えるのだが・・・。
市街地の主要道路沿いなら土地の確保が難しいのでこのような理由はわかる。だが郊外に立っている火の見櫓の場合、土地の確保も容易で、山ノ内町のケースのように横並びに建設することもできると思われるのに、何故? となる。
分からない・・・。
箕輪町
原村
山ノ内町
*****
この写真を見たIさんは「補強しているんですか」と私に問うた。倉庫の耐震性能不足を鉄骨で補強していると思ったとのこと。この写真だけでは、倉庫の上に火の見櫓が立っているということなど分かるはずもなく、Iさんの見解も当然。
立科町
この倉庫の場合、火の見櫓を脚と鉄筋コンクリート造の陸屋根とが干渉している。このようなケースもよくある。土地の有効活用に加えて、共持ち効果により火の見櫓と倉庫(壁はコンクリートブロック造か)の耐震性を増していると解してよいだろう。