(再)塩尻市片丘 4脚64型 撮影日2020.02.28
■ 道祖神は集落の守り神として集落の主要な道路沿いに祀られていることが多い。元々は集落の入口(位置的には集落のはずれ)に門番、ゲートキーパーとして祀られたのだ。貧乏神や疫病神が集落に入ろうとするのを阻止する役目を負うて。その後集落が広がって、いつの間にかはずれではなくなったということだろうか。こうなると火の見櫓の立地条件と重なる。道祖神と共に二十三夜塔などが祀られていることも少なくない。
この火の見櫓は既に取り上げている。過去ログ
すぐ近くに火防の神様・秋葉大神が祀られている。火の見櫓と秋葉大神は最良の組み合わせだが、今まで秋葉大神(秋葉様)に注目していなかったので、既にこの組み合わせを目にしていたかもしれないが、記憶にはない。同じ石神でも道祖神には関心があるので、火の見櫓の脚元に道祖神が祀られていると、いつも気が付いていた。ちなみに左の蠶玉(*こだま)大神は蚕の神様。過去ログ
* 訓読み:かいこ、こ
普段目にすることのない難読漢字だが、蠶玉様というのはお蚕(おかいこ)の神様のことだ、と近所の物知りなおじさんに昔教えてもらっていた。