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透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

無関心だった・・・

2011-03-30 | A あれこれ考える

**原子力発電所の津波評価においては、「安全設計審査指針」,「原子力発電所の津波評価技術(土木学会)」の考えに基づき、敷地周辺で過去に発生した津波はもとより、過去最大の津波を上回る、地震学的に想定される最大級の津波を数値シミュレーション解析により評価し、重要施設の安全性を確認しています。** 東京電力のHPより

地震学的に想定される最大級の津波を「数値シミュレーション解析により評価し」ということは、想定される最大級の津波の高さをそのまま想定値にはしていないということなのだろうか、この数値シミュレーションが妥当なものであったのか、その検証がいずれ行われることになるかもしれない。いや、そこまでさかのぼることはしないかもしれない・・・。

原発のトラブルをどのように収束させるのか、国際的にも注視されている。 十分な睡眠も、満足な食事もとらずにそれこそ命がけで作業にあったている多くの作業員の方々に心から感謝する。 

いままで原子力発電には全く無関心で知識もなかった。これからどんなライフスタイルをとるべきなのか、安心して暮らせる社会システムをどのように構築するのか、国民的な議論が必要になるだろう・・・。

このところ、ブログのトーンがだいぶ変わってしまっている。徐々にもとに戻していこう。

メモ)
原子力発電所の津波評価技術」は土木学会の津波評価部会が平成13年度にとりまとめた(同学会のHPによる)ということだが、その部会の委員構成についてはこんな指摘もある。
→ http://www.isep.or.jp/images/press/report_0322.pdf  

 

 

 


目撃者

2011-03-29 | A あれこれ考える

 作家・小松左京が『日本沈没』を書きはじめたのは1964(昭和39)年、東京オリンピックが開催された年だった。このSF小説は完成までに長い年月を要し、出版されたのは1973(昭和48)年だった。小説はベストセラーになり、映画化もされた。

小松左京はこの小説で何を書きたかったのだろう・・・。小松左京は『日本沈没 第二部』小学館・発行2006年のあとがきに**(戦争で)「国」を失ったかもしれない日本人を、「フィクション」の中でそのような危機にもう一度直面させてみよう、そして、日本人とは何か、日本とはどんな国なのかを、じっくり考えてみよう、という思いで、『日本沈没』を書き始めたのである。**と書いている。

小松左京がフィクションで問うたことが、現実に起こっている。今まさにこの国のありかたが問われているのだ・・・。

トラブルの連鎖で終息に向かう気配のない原発事故。それに対して、専門家といわれる人たちの事実を過小評価しているとしか思えないような楽観的なコメントもあれば、一方では過剰としか思えない市民の反応もある。

寺田虎彦は正しくおそれることはむずかしいという言葉を残している。正しくおそれる・・・。 

正しくおそれるためは知識と冷静な判断力必要だ。 

・クリティカルな状況を一体どのような手順で終息させるのだろう・・・。
・放射性物質の飛散は風の作用が大きい。原発から、同心円状に20km、30km・・・という危険エリアの捉え方は実情に本当に合致しているのだろうか・・・。

今回の原発事故に無関心でいてはならない。


 


根拠

2011-03-27 | A あれこれ考える

 福島第1原発と女川原発の敷地の海抜を知りたくてネットで調べてみた。女川原発はすぐに分かった。東北電力のHPに約15メートルのところに立地してると記載されている。過去に経験した最大級の津波のおよそ倍の高さということも同HPに紹介されている。

福島第一原発についてはどうもはっきりしない。東京電力のHPでは見つけることができなかった。海抜5~6メートル位という資料が見つかったが、正確かどうか分からない。

福島第1原発は津波の想定高さを5.7メートル(福島第2原発は5.2メートル)としていたことが新聞記事などで分かった(ただしこの数値も正確かどうかは不明)。女川原発と同様、安全率を2倍にしていたなら、福島第1原発の敷地は海抜約12メートル以上ということになるが、東京電力のHPに掲載されている「施設全景を収めた空撮写真」で護岸の様子などを見ても、そこまではないように思われる。だとすると、安全率をもっと低く設定していた、ということだろうか・・・。

今回の原発のトラブルは非常用発電機が津波で機能しなくなったことに主因がある。津波の想定高さをどのようにして決めたのか、そして敷地の海抜が安全であると判断した根拠が知りたい。

今日(27日)の朝刊には過去の津波(869年に起きた貞観津波)を調査した研究者が、福島第1原発を大津波が襲う危険性を2年前に指摘していたという記事が載っている。ここで「たら」、「れば」となるが、その指摘を真摯に受け止め非常用発電機の改修をしていたら、していれば、今回の事故は防げた可能性が高い、と思う。 女川原発の立地がこのことを示している。

津波の危険性の指摘に直ちに応じる必要無しと判断した根拠が知りたい・・・。


メモ)
産業技術総合研究所 活断層・地震研究センターの研究による「貞観津波の数値シミュレーション」
http://unit.aist.go.jp/actfault-eq/seika/h21seika/index.html


想定外って・・・

2011-03-26 | A あれこれ考える

「お久ぶりです」
「ほんと、久しぶりだね」
「この間の地震と津波、凄かったですね。テレビで鮮明な映像を見ていると、怖いし、被災者がかわいそう」

「福島第1原発で、津波の想定高さが5.7でしたっけ・・・」
「そう、それ以上高い津波を経験しているのに、なんでそんなに低いんだろうって思う。もちろん津波の高さって場所によって違うからね、V字形の湾内だったら、当然高くなるわけだし、地形によっては低いところもあるだろうけど・・・。その想定って土木学会の指針に拠るって新聞に出ていたね」
「その記事、私も読みました。土木学会というところで決めた値なら、大学の先生とか、専門家が学術的な知見によって決めているわけでしょう? 信頼できる値じゃないかって思いますけど。福島原発のあるところって、リアス式の海岸じゃないですよね。だから、津波もそれほど高くならないってことじゃないかな・・・。それが、今回14メートル。だから想定外ということでは・・・」

「でも、その想定値が低過ぎるんじゃないかと思って、土木学会、津波、基準で検索してみたら、こんな記事がヒットした。これを見て」
「土木学会原子力土木委員会津波評価部会の議事録、ですか・・・」
「土木学会の指針ってどうやら、この部会で決めたと考えられるって書いてある記事もみつかったから出力してみたんだけど」
「そうですか」
「この議事録には難しいことが書いてある。まあ、とにかく土木学会のこういう部会でいろいろ専門的なことを検討しているってことだね」
「何て言うのか・・・、電力会社というのか電力事業者というのか、そういうところの利害とは関係ない研究者が検討しているわけですよね」

「そうだと思うよ。でもね・・・、この評価部会が行われた場所って電力中央研究所っていうところだって、ある。いつもそうなのか、分からないけど。これって、財団法人なんだけど、理事長は電力会社の役員なんだよね、調べると」
「え、そうなんですか。学会とか、大学の会議室のようなところでいつも検討しているんじゃないんですか。津波の高さの想定とかをそういうところでしているとしたら・・・、なんだか、中立的なというか、第三者的な立場で議論しているのかどうか、気になりませんか」
「その辺は、よく分からないけど、気になるよね」
「李下に冠を正さず?違いましたっけ、意味」

「福島第1原発って、海抜どのくらいのところにあるんだろうね。津波の想定高さが5.7メートルなら、安全率を仮に2倍とすると12メートル以上のところになきゃいけないと思うんだけど、違うのかな。まあ、そのくらいの高さのところにはあるんだろうね、当然。女川原発は福島より高いところにあるらしいけど。あと気になるのは、非常用の発電機がどんなところに、どのような状態で設置されているのかだよね。発電機が全部アウト、なんてね・・・。こういうことって、情報公開できないのかな」
「テロとかに備えて秘密にしておく必要があるとか? ところで、復旧作業をしていた作業員が被曝して、病院に搬送されたんですね。大丈夫かな。なんだか、とても気の毒。作業員の奥さん、心配だろうな・・・」
「協力会社の作業員ということだけど、普通の作業靴を履いていたんだね。現場ではそのくらいの危機管理すらできていないってことなのかな。相当量放水しているから地下には水たまりがあるって、予想するよね、普通。でも大変だよね、危険な作業だからね。それこそ不眠不休で必死だろうね。だから、危険だって分かっていても作業を続けたのかもしれないね」
「そうですね、確かに。原発がはやく安全な状態になるといいですね・・・」


「今夜は飲み会は無し。飲んだつもりで募金しよう」
「つもり貯金じゃなくて、つもり募金ですね」
「そう」

以上、某カフェで聞いた会話。

なぜ原発にトラブルが発生し、危機的な状況にまで陥ったのか、何が問題だったのか、様々な観点から詳細に調査して欲しい


「著書解題」

2011-03-21 | A 本が好き 



**はじめから破壊されることを前提とした考え方に基づいた物作りの哲学は、今のところ工学畑では育っていない。一生懸命、壊れないようにものを作ることはできても、それを一旦壊れたらという想定に基づいて、別のシステムを考えておくことを、現在の一般的工学技術者に求めることは無理であろうか。**(119頁) 『地震と都市 壊滅の危機と防災』 村上處直/日経新書 1977



『著書解題 内藤廣対談集2』 

 広報誌「INAX REPORT」の連載、時代を画した本の著者に内藤廣が行ったインタビュー記事の単行本化。

「INAX REPORT 」で既に読んだものが大半だがこうして分厚い本にまとまると読み応えがある。集録されているのは『空間へ』磯崎新、『建築に何が可能か』原広司、の『代謝建築論 か・かた・かたち』菊竹請訓、『見えがくれする都市』槇文彦など・・・。

たとえ建築は取り壊されてもコンセプト(思想・哲学)は残る。磯崎新も黒川紀章もこのようなことをどこかに書いていた。建築という「もの」に比べたら、コンセプトという「情報」の方がはるかに寿命が永い。磯崎新の代表作を問われれば、僕は『空間へ』だと答える。

建築の「知層」、その断面が鮮明に見てとれる好著。


146 広告塔

2011-03-20 | A 火の見櫓っておもしろい


146 上田市丸子にて

 火の見櫓本来の役目を既に終えているのだろうか、広告塔と化した火の見櫓。取り壊されてしまうよりはいいか・・・。四角い屋根に丸い見張り台、細身の櫓はこちら、東信地方の火の見櫓に共通するデザインのようだ。


被災地の復旧・復興には相当時間がかかると思う。大切な人を失ってしまった被災者が再び平穏な暮らしを取り戻すことができるのだろうか・・・、心配だ。被災者のことをずっと気にかけていく、ということを自分に課そう。 このような状況ではあるが、今まで通り、設定したカテゴリーの記事も書きだそうと思う。


追記:その後撤去された。



想定内

2011-03-19 | A 本が好き 



**例えば、千年に一度の大地震がきた時に、地下の所の貫梁が先行して壊れるようなシステムにして一編、壊しておいて、それを戻す。(中略)その辺は常にフェールセーフというか、「リダンダンシー」の確保をやらないとダメなんです。(後略)**

**やっぱり、全く今まで前例がないものをやろうとしている時には、それくらい慎重にならなかったら、何があるか分からない。だって、地震だってまだ分かっていないわけすし、何も分かっていないんですよ。やっぱりそこのところを自覚しなきゃ。(中略)自然に対してはやっぱりすごく謙虚にならなきゃいけない。(後略)** 

以上 構造家・佐々木睦朗氏の発言(『内藤廣対談集 複眼思考の建築論』 INAX出版 37頁)

少し元気を出して中断していた「日々の読書」を始める。

先日届いたこの本は「INAX REPORT」に連載された内藤 廣さんのインタビュー記事を集録したもの。せんだいメディア・テークの構造設計をした佐々木さんのように千年に一度の地震を想定内としている技術者もいれば、全く想定外としている技術者もいる・・・。一体この違いは何に拠るのだろう・・・。 想像力かもしれない。



フォールトトレランス:失敗や障害が起きることを見越してどんな事態に陥っても全体としての機能を失わないようにすること。


耐える

2011-03-18 | A あれこれ考える

 全国には250~260万台もの飲み物の自動販売機があるという。 自販機の下についている表示プレートを見れば消費電力が500W~800Wくらいあることが分かる。この自販機を停止すれば相当の省エネになる。一時、自販機の停止ができないだろうか・・・。自主的にそうするところは出てこないだろうか。生活に欠かせないものだろうか。

この未曾有の大惨事、全ての国民が悲しみ、苦しみを共有しないとだめだろう・・・。「優しさ」とは他人の悲しみを自分の悲しみとして受け止めるということだ。苦しみを共有することだ。

被災者にとってつらいのは喪失感と孤立感ではないだろうか・・・。まるで自分には関係が無いかのような振る舞いは慎まなくてはならない、と思う。

信州の鄙里の春はまだ浅く、今朝も氷点下8度まで冷え込んだ。まだ湯たんぽが欠かせないが、寒さに耐えよう。湯たんぽなど使うのをもうやめよう。 被災者の、それこそやっと命をつないでいるような厳しい環境に比べたら、布団で眠れることが幸せでなくてなんであろう・・・。


災害列島日本

2011-03-13 | A あれこれ考える

■ 11日午後2時46分ころの大地震で発生した巨大津波が東日本の太平洋沿岸部を襲い、複数の町が壊滅的な被害を受けた。津波が町をのみ込む様子を見ても現実感が伴わない。信じられない光景だ。

大津波警報が発せられてから大津波が町を襲うまで、2、30分くらいだったとのこと。「逃げれば助かる」ことは分かっていても、お年寄りや小さな子どももいる。健常者だけではないのだから、避難するのは大変だっただろう・・・。短時間で避難できるような高台がある立地かどうか、町なかに避難できるようなRC造のビルがあるのかどうか・・・。

安否不明の家族、友人、知人。泣き崩れる地元の人たち・・・。惨状を見るのはつらい。悲しくて涙がでる・・・。


ここで改めて、被災された方々に心よりお見舞いを申し上げ、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。




河田惠昭氏の『津波災害 減災社会を築く』 岩波新書によると木造2階建ての家屋は浸水深さ2メートル、流速毎秒4m位で浮き上がり、流れ出すという。自然の巨大なエネルギーにはまったく無力だ。大津波に対しては建築的なレベルでは対処できないということが映像をみてよく分かった。護岸や堤防を整備をするという今までの発想にも無理があるのではないか。

復興計画では町の立地や構造(道路計画をはじめ避難施設として使用可能な公共施設や住宅地の配置など)をも考慮しなくてはならないだろう。今までの町の状態に戻すという考え方ではダメだ。

力技で自然を律するなどという発想は改めなくてはならない、と惨状を見て思った。未曾有の大災害の教訓を今後の都市防災計画に反映させることができなければこの国に安全・安心な将来はない。

復興はしばらく先のこと、今は被災者への支援がきちんと行われることを願うばかりだ。 それにしてもこんな大惨事が起こるなんて・・・。

以上、現時点で何を考えたか、備忘のために記す。

 


145 麻績の火の見櫓

2011-03-11 | A 火の見櫓っておもしろい


145 東筑摩郡麻績村で見かけた火の見櫓



 麻績(おみ)は中山道の洗馬(せば)から善光寺に至る善光寺街道の宿場だった。

柱材、横架材、脚部のアーチ材など、櫓の構成部材は鋼管。まるで笠のような小さな屋根がちょこんと載っている。避雷針につけられた矢羽の手づくり感がいい。

山あいの村の素朴な火の見櫓。


 


集成材被覆鋼材

2011-03-10 | 建築・歴史的建造物・民家



 前稿に引き続き本稿も「包む」を取り上げる。

「火の見櫓はおもしろい」はただ単にタイポロジーを楽しんでいるだけなのだが、「包む」は対象も広く、内容もどうやら多岐にわたりそうでタイポロジーという切り口だけでは扱いきれないような気がする。この先どうなることやら・・・。

さて、この写真は・・・、カラマツの集成材で被覆した(包んだ)H型鋼のモデル。このような複合構造材で一時間の耐火性能を有することが実験的に確認され(これは集成材が燃え止まることによる)、耐火構造の建築が実現している。下の写真はその実例(名古屋)。一時間耐火性能では最上階から4層までに使用が制限されるから、この5階建てのビルの場合、1階はRC造。



近年、環境保全の観点から木材利用の促進が求められており、国も公共建築に積極的に木を使う、という方針を打ち出している。現行の建築基準法では木の使用がかなり制限されているが、このような複合構造材による建築がもっと実現してもいいのではないか、と思う。


「包む」考

2011-03-09 | A あれこれ考える



 何のために包むのだろう・・・。ものを包む目的を挙げてみよう。

・守る 汚損から守るために包む。
・装う 例:プレゼントを包装紙で包む。
・運ぶ 例:箱詰めの果物や野菜、米俵
・まとめる 散在しないようにまとめる。例:画鋲や色鉛筆などを入れる箱、粉末状の薬のカプセル、調味料や液体を入れる容器。
・隠す 例示しなくても・・・。
・形を整える 例:おっぱいの形を整えるブラ、偽装効果もあり。おっと、呑んだ日本酒のアルコール効果が・・・

餃子、オムレツ、ロールキャベツなどの料理は?お面は?ろうそくを包む提灯は?湯たんぽのカバーは? 上記以外にも包む目的がありそうだ。いずれ網羅的に挙げて整理しよう。

包むという行為の定義付けもしなくては。包む方法も整理しなくては。「包む」のソフトとハードか・・・。

 


144 筑北村の火の見櫓

2011-03-08 | A 火の見櫓っておもしろい


144 筑北村坂北で見かけた火の見櫓



 この火の見櫓にはブレース(柱材と横架材とで構成される四角いフレームに入れる斜材)が無い。 柱材には等辺山形鋼が使われることが多いが、この火の見櫓には100×100の角形鋼管が使われていて、剛性が高いためであろう。

櫓の外に設置された梯子に籠状の覆い(名称が分からない・・・)が付けられている。これで上り下りの際の恐怖感が相当和らぐはずだ。

6角形の屋根に、6角形の見張り台。共に意匠はごく普通。


 


「江戸の坂 東京の坂」

2011-03-07 | A 本が好き 



 注文しておいた『江戸の坂 東京の坂』 横関英一/ちくま学芸文庫が届いた。

カバー裏面から本書の紹介文を引用しておく。

**東京の坂道と、その名前を見つめると、江戸庶民の暮らしと心が浮かび上がる。東京中を隈なく歩き、古書や古地図を渉猟して、坂道に織り込まれた歴史を辿る。**

興味深い内容の本だ。 読み始める頃には桜が咲いているかもしれない・・・。


メモ)カバー写真:東京九段坂(明治26年)