透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

266枚目 ブログ友だちのtamiさん

2025-01-11 | C 名刺 今日の1枚



文は人なり

 ぼくのブログにtamiさんの初コメントがあったのは2009年の7月5日だった。その頃から、ぼくもtamiさんのブログに時々コメントしている。そう、tamiさんとは15年来のブログ友だちだ。

文は人なりということばがある。文章に使うことばや表現から、書く人の人柄が分かる。だから、自分をさらけ出す覚悟がないと、ブログはできない。

tamiさんの読んだ小説の紹介は要を得ているし、読んでみたいなと思わせる。ぼくはtamiさんのブログで知った小説を何作も読んできた。はずれがなく、どの作品もおもしろい。涙小説好きなところは同じ。

tamiさんの文章を読んでいて、誠実な人柄なんだろうな、とずっと思っていた。いろんな集まりのまとめ役にふさわしい人だろうな、とも。会うことができるたらいいな。でも大分の人だから機会はないだろうな・・・。

しばらく前にぼくのブログにコメントしていただいたので、返信に別府に旅行することを書いた。その後のコメントのやりとり(*1)を経て、8日に宿泊するホテルで対面できることになった。 年の初めの小さな、いや大きな幸せ。

イメージとたがわぬ女性だった。ぼくと同年とは思っていなかったけれど。


ラウンジで小一時間ほど話をした。これでリアルな世界でも知り合いに。お渡しした名刺は266枚目だった。


*1 tamiさん   連絡用のコメントは削除しました。


265枚目 写真家の高橋侑也さん

2024-11-30 | C 名刺 今日の1枚


 写真家の高橋裕也さんは今年2024年の4月からほぼ毎月1回東京から長野県朝日村のBLUE HOUSE STUDIOへ通い、1週間くらい同スタジオに宿泊して、鎖川を始め村内の「水」の諸相を撮り続けてる。

高橋さんのことを紹介する新聞記事(11月8日付MGプレス)を読んで、高橋さんが朝日村をどのように捉え、どのような写真を撮っているのか、是非知りたいと思った。アポを取り、25日の午後、同スタジオに高橋さんを訪ねた。高橋さんと名刺交換、渡したのは265枚目の名刺だった。

堰堤を流れ落ちる水、用水路の泥上げ作業をする村びと、稲の苗、水神様・・・。高橋さんが村内のあちこちで撮影した「水」のモノクロ写真を何枚も見せてもらった。人の情報の匙加減が難しい、と高橋さん。

「純粋に美しい写真ももちろんあるけれど、水という「もの」を写して、その背後の「こと」をどう表現するか、ということが課題ですよね」とわたしは2時間近くに及んだ写真談議を括り、エールを送った。

来年2025年の5月に写真集を出版したい、7月に同スタジオで個展を開きたいとのこと。楽しみに待ちたい。







264枚目@講演会場

2024-11-29 | C 名刺 今日の1枚

 松本市のあがたの森文化会館で「現代住宅のルーツとしての『文化住宅』」という演題の講演が24日にあり、聴講した。講師は神奈川大学の特任教授・内田青蔵さん。

講演会場の受付で声をかけられた。
「火の見櫓の・・・」
「あれ、ぼくのことをどうして知ってるんだろう・・・」
「YNです」と自己紹介されて、分かった。
YNさんはマスクをしていたし、もう何年も会っていなかったので、分からなかった。
講演開始まで時間があったので、建築談議をした。

名刺を交換した。YNさんに渡したのは264枚目の名刺だった。
改めて建築談議をしたいな。まあ、その機会もあるだろう。


 


名刺 最近の3枚

2024-11-23 | C 名刺 今日の1枚

 もうどのくらい前のことだろう。メディア関係の方と名刺交換をする機会があった。その時お渡ししたのは261枚目の名刺だった。
11月18日、塩尻市の宗賀支所で旧洗馬学校の模型を見せていただいた(過去ログ)。その時、宗賀支所長と名刺交換した。お渡ししたのは262枚目の名刺だった。

伊那市高遠町に「火の見亭」という名前のラーメン屋さんがあることをしばらく前にひのみちゃんから教えてもらっていた。その店は火の見櫓の隣にあるとのこと。ぜひ行きたいと思っていたが、今までなかなか時間が取れなかった。ようやく昨日(22日)出かけることができた。

名刺に火の見ヤグラーとあることを示し、「火の見亭」という名前が気になって来店したことを店主に告げた。ご夫婦で営む店。店主に伺うと、以前八王子で香味屋という名前の店を営んでおられたという。この店のオープンは2022年6月。奥さんがフランス出身で、エッフェル亭という名前も候補にあったとのこと。仮にその店名になっていたら、たぶん訪れることはなかっただろう・・・。店主にお渡ししたのは263枚目の名刺だった。


のれんに「火の見亭  醤油ラーメン」とある。


八王子ラーメン 600円(税込み) 2024.11.22

ストレートの細麺。鳥ガラ、煮干し、鰹節、それにタマネギのスープ。刻みタマネギのトッピング。タマネギの甘みを感じるスープは程好い濃さ。コシのある麵。実に美味いラーメンだ。


数年かけて店主がリフォームを全て自分でしたと聞き、びっくり。大正ロマンな雰囲気の店内。席数はカウンター3席、テーブル席12席、計15席。お客さんがいなくなったところで撮影させていただいた。 


玄関も店主の手による。ステンドグラスが印象的だ。

火の見亭の隣に立っている火の見櫓については稿を改めて書くつもり。


 


260枚目

2024-11-10 | C 名刺 今日の1枚

 日本の風景は「水」によって特徴付けられる。輪郭が曖昧な水っぽい風景は水彩画が相応しく、油彩画では表現が難しい。水彩画でも輪郭をペンで きっちり描いて、透明水彩絵の具で淡く着色するという私の描法は日本の風景、特に遠景には適してはいないだろう。なぜなら水っぽい風景では春に限らず遠景の山並みなどの輪郭線は不明瞭で霞んで見えるから。このようなことは理解しているが、私の場合、風景の構成要素の形、要素間の関係、即ち風景の構造を捉えることに関心があり、その把握と表現に力点を置いている。


若狭宣子水彩画展 「空」 

11月8日(金)から今日10日(日)まで3日間の会期でBLUE HOUSE STUDIO(長野県東筑摩郡朝日村針尾)で開催された作品展を昨日(9日)観てきた。在廊中の若狭さんと名刺交換して、作品についてあれこれ話しをすることができた。有意義なひと時だった。


260枚目の名刺をお渡しした画家・若狭宣子さん

展示作品は私の描法とは対照的で、対象の形を明確に表現したものはなかった。上掲写真に写っている作品は水をたっぷり含ませた絵筆で色が紙に置かれ、後は紙の表面の水の作用によってグラデーショナルな広がりになっている。従って形も曖昧だ。

会場に掲示されている挨拶文に**知ろうとし、理解ろうとする気持ちは持ち続けながら、今の時点での知っていることを結論のように絵の中に 「こう感じました」と持ち込まないで描きたいと思いました。**という一節があった。

なるほど、そうであるなら、表現されるのは確定的な形ではないし、確定的な色でもないのだな、と得心した。ただし若狭さんは常にこのように思っているのではないのだろう。会場に置かれていた絵はがきには展示作品とは別の表現のものがあったから。複数の描法、表現法を持っていると、その時その時の気持ちというのか、想いに相応しい描法を選択できるという強みがある。

展示作品を鑑賞者が自身の美的感性によって、美しい絵だなと感じようが、理性的で分析的な見方をしようが、構わないだろう。作者の手を離れた作品は観る者に委ねられるのだから・・・。


会場に置かれていた「岳人」という月刊誌に掲載されていた若狭さんの文章に次のような下りがあった。

**見える物は人それぞれで違うと思います。**
**あなただけが見出した風景を表現する喜び**

まったくその通りだと思う。


 


259枚目@龍門渕てらす

2024-11-06 | C 名刺 今日の1枚

 安曇野市明科にある龍門渕てらすはフリースペース。シェアオフィスで仕事をする人やシェアキッチンを使ってランチ営業をする人が何人かいたり、そこで食事をする人やセルフカフェを利用する人もいる。色んな人が利用するから、ここは人と人を繋ぐ結節スペースのような役割も果たしてもいる。

昨日(5日)の昼過ぎにこの龍門渕てらすに運営スタッフで友人の中村君を訪ねた。久しぶりに会って、あれこれ話をしていた。そこにやって来た若者とあいさつをして、名刺交換した。


259枚目 安曇野市の地域おこし協力隊の山崎大輝さん(*1)。

山崎さんは愛知県出身。10代の頃はバンド活動をしていて、全国ツアーもしたそうだ。その後、西表島でネイチャーガイドを経験して、自然が身近にある生活っていいなぁと思ったとのこと。地域の活性化にも興味があったそうで、今の仕事に就いたと聞いた。まさにピッタリの仕事。

山崎さんの名刺には地域おこし協力隊 明科地区活性化 アクティビティ担当とある。明科はアクティビティ活動の拠点としてポテンシャルの高いところと捉えることもできるのではないか、と思うと伝えた。

シェアオフィスを利用していた女性の方にセルフカフェのコーヒーを私の分まで淹れていただいた。感謝。

山崎さん ガンバってくださ~い。




こんなサードスペースが我が僻村にもあったらいいなぁ・・・。


*1 拙ブログでの紹介を了解していただいた。


名刺 250~258枚目

2024-11-04 | C 名刺 今日の1枚

 名刺を渡したその日に書いてこそ「名刺 今日の1枚」なのに、このところサボっていた。

過日(って、大分経っていて9月24日)、村議会議員二人と名刺交換する機会があった。250枚目、251枚目の名刺だった。10月31日の二八会でシンガーのあこさんに渡した名刺が252枚目。

今月2日のOB会でHR君とTKD君、それからID君、ON君、TKS君の5人に名刺を渡した。その順番を覚えていないが、253枚目~257枚目だった。

**平林さんには研究室当時から使っていたロゴの “U1” マーク入り名刺を頂き、また、予定やら日々の細々した記録を留めた綴りを見せていただき、当時と変わらないなぁ……と、懐かしく、その几帳面さに改めて感心した次第です。** グループラインに寄せられたON君のコメント。よく覚えていてくれたものだ。そうあの頃からずっと続いていて、今年のダイヤリーは47冊目。

先生に叙勲のお祝いの花束を手渡したSSさんは卒業年度からして、まだ30代。OB会では初対面の人と話をすることを自分に課しているので(そうすることで知り合いが増える)、SSさんに声をかけて少しだけ話をした。で、名刺交換したが、渡した名刺は258枚目だった。


 


249枚目 木工作家・金子裕一さん

2024-09-15 | C 名刺 今日の1枚

写真①

写真②

写真③

写真④

金子裕一個展『土に還る』

会期:9月14日(土) - 9月16日(月)
11:00 - 17:00
会場: BLUE HOUSE STUDIO
長野県東筑摩郡朝日村針尾1037-6


 木の持つ風合いの魅力、手づくりの魅力。衒いの無い造形の作品を観ているだけで心が安らぐ。加えて作品にぴったりの展示空間(写真①)。作品に塗る柿渋もベンガラ(写真④)も自分でつくるという金子さんのこだわりに拍手! 

在廊中の金子さんとあれこれ話しをした。その時渡したのは249枚目の名刺だった。


 


248枚目 取材記者

2024-07-23 | C 名刺 今日の1枚


ポスター(部分)朝日美術館の玄関で撮影した。

 長野県朝日村の朝日美術館では8月25日までの会期で「こっぱ人形ってなぁに? ~農民美術のいま 徳武忠造と教え子作品展~」が開催されている。一昨日(7月21日)行われたギャラリートークに参加した。




一昨日(21日)に限り、会場内の写真撮影が許可されていた。個々の作品にフォーカスしないことなどの条件で。

色鮮やかなこっぱ人形が人形が白いキューブの上にいくつも並ぶ様は実にきれいだった。こっぱ人形はできるだけ少ない平面で人の姿(風俗)を表現する彫刻。少ない面で人の姿が的確に捉えられている。ポスターの人形を見ればこのことが分かる。

会場にいた学芸員のAさんと言葉を交わすと、その場に居合わせたT記者から名刺を渡され、挨拶された。美術館の関係者と勘違いされたのではないか、と思う。で、私も名刺をお渡しした。T記者に渡した名刺は248枚目。この作品展やギャラリートークのことがどんな記事になるのか、楽しみ。


 


247枚目 取材記者

2024-07-21 | C 名刺 今日の1枚

 前の記事に書いた二八会のカレー大作戦にS記者が取材に来ていた。来場者へカレーを配布し終え、偶々私が取材を受けた。

S記者とは今年になって既に数回顔を合わせていたが、名刺交換をしていなかった。S記者に渡したのは247枚目の名刺だった。

今日(21日)の紙面に「カレーで広がる支援の輪 大作戦スタート 初回は二八会が調理」という見出しの記事が掲載されていた。記事の最後に、私がS記者に話したことが**「気心の知れた仲間とつくる時間は楽しい。作り手も楽しみながらやることが大事だと思う。元気な限り協力したい」**とまとめられて載っていた。これは二八会のメンバーみんなの気持ち。


 


246枚目 「Wandering Olive Trees」

2024-06-30 | C 名刺 今日の1枚


246枚目 阿部充紘さん
 
阿部充紘写真展『Wandering Olive Trees 』

第一会期:2024年6月29(土)〜30(月)
第二会期:2024年7月12(金)〜15(月)
     12:00-18:00
会場: BLUE HOUSE STUDIO
長野県東筑摩郡朝日村針尾1037-6

2018年10月から2019年3月までの半年間、中東のパレスチナに滞在した阿部さん。その間にパレスチナ、イスラエルで撮影した膨大な写真の中から選び出した十数点を展示している。

激しい戦闘場面はない。静かなとでも形容できるような日常の光景のモノクロ写真。そこに何気ない日常の背後にある「影」を見る阿部さんの冷静な眼をぼくは見た。


 


Aas Ani テキスタイル作品展『ここに在る』

2024-06-14 | C 名刺 今日の1枚

245枚目の名刺は鶴田希望(Aas Ani )さん 

鶴田さんとは2013年の11月に初めて会って、その時に名刺交換している(過去ログ)。
Aas Ani テキスタイル作品展『ここに在る』を観た。在廊していた鶴田希望さんとあれこれ話をすることができた。今日(14日)改めて名刺交換した。鶴田さんの作品は朝日美術館でも観る機会があった(過去ログ)。


屋根に設置されている窓からギャラリーに入り込む外光と作品とのコラボ。時のうつろいとともに表情が変わる。


柔らかな布に版画の技法によって制作された作品。淡い色彩がなんとも魅力的。服装の色も作品に合わせたとのことだった。見えるものでも風のように見えないものでも、同じように感じる・・・という感性。



見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。
「星とたんぽぽ」より

鶴田さんは金子みすゞと同じようにこまやかな感性の持ち主なのかもしれないな、話をしていてそう思った。


作品を観ていて西條八十が訳した「風」という詩が浮かんだ。作者は覚えていなかったが、調べてクリスティーナ・ロセッティだと分かった。

誰が風を見たでしょう
僕もあなたも見やしない
けれど木の葉をふるわせて
風は通りぬけてゆく


Aas Ani テキスタイル作品展『ここに在る』
会場: BLUE HOUSE STUDIO (長野県東筑摩郡朝日村針尾1037-6)
会期: 2024年6月13(木)〜17(月) 10:00-17:00


 


244枚目 写真家 荻野良樹さん

2024-05-26 | C 名刺 今日の1枚
 長野県朝日村針尾にあるBLUE HOUSE STUDIOで開催されている荻野良樹写真展「山神3」は今日26日が最終日。荻野さんが在廊されているとの情報を得て、出かけてきた。

荻野さんは三重県鈴鹿市在住の写真家で、私が会場のスタジオに出かけた時、荻野さんの知り合いという方が居られた。訊けば荻野さんと同郷、三重県から日帰りの予定で出かけて来られたとのこと。

写真展のタイトルは「山神3」。山神が祀られている祠なり、石碑なりと人々との繋がる様を撮影した作品が展示されていると思いきや、農家の裏側のような、どちらかというと美しくなくて何気ない風景が写された作品が展示されていた。これは一体、・・・・・。どうしても作品を理解しようとしてしまう。

萩野さんから作品について説明を受けて、納得。展示作品には山神に繋がる対象が写されていることが理解できた。展示作品は美的感性によって切り取られた美しい風景ではなく、理性によって捉えられた、荻野さんだけの風景なんだ、と私は解した。既視感を感じてしまうような写真は見ていてつまらないが、それを全く感じない荻野さんの写真が魅力的に見えてきた・・・。


会場で名刺交換。荻野さんにお渡ししたのは244枚目の名刺だった。
 

243枚目 オーハラ ユーコさん

2024-04-28 | C 名刺 今日の1枚



243 オーハラ ユーコさんの作品展「Drawing Colors ― 通りすがりに 出逢えてよかった」を観た。会場は朝日村針尾にある「BLUE HOUSE STUDIO」、会期は5月5日まで。

オーハラさんから作品の解説をしていただいた。リソグラフという技法で制作された作品(写真①)は優しい色のグラデーション、柔らかな風合いが魅力的。 

新緑の季節、いろんな緑に覆われた山里の風景。オーハラさんが着色したいろんな緑を小さな円に切り取って整然と並べた作品(写真②)は新鮮だった。なるほど、こういう表現ができるのか・・・。この季節の山野の初々しい緑って、こんな感じだなぁ(*1)。


絵画の技法、表現法って多様だなぁ。


*1 ①も②も実際の色を上手く再現できてはいません。



242枚目は画廊 バナナムーンのスタッフの方

2024-04-28 | C 名刺 今日の1枚

280
画廊 バナナムーンの入口 2024.04.27

242枚目 前の記事の通り、昨日(27日)の午後、画廊 バナナムーンで行われたギャラリートークに参加した。狛犬好きのスタッフ、KTさんを紹介していただいた。ギャラリートーク終了後に少しだけ狛犬の話をした。この時、TKさんに渡した名刺は242枚目だった。

名刺を作って、初めて使ったのはいつ? 過去ログを確認した。2012年5月20日だった。それからおよそ12年経った。ひとりの人に複数回渡したことがあるから、正確な人数はきちんと調べないと分からないが、240人近くの人に渡したことになる。1年で20人・・・。

過去ログを見ると、名刺を渡した時のことが浮かぶ。懐かしい。

過去を懐かしく思うようになったのは歳を取ったせい?