週末には映画を観よう
摂取効果あり。ややアルコールなブログだと断っておかなくては。
007シリーズ第21作目の「カジノ・ロワイヤル」を観た。第1作「ドクター・ノオ」の公開が1962年だから既に40年以上経過している。ダニエル・クレイグが演じるボンドの初作品。‘00’の地位に昇格したボンドの最初のミッションは国際的な悪の組織の金脈というか錬金術を探り、断つこと。
ロジャー・ムーアが演じるボンドのユーモアも奇想天外な設定も楽しいが、クレイグのボンドの体を張った本格的なアクションもなかなか好い。しかし今回は大人の恋物語だ、それも悲恋。
ボンドガールはエヴァ・グリーンという女優が演じている財務省金融活動部のヴェスパー・リンド。彼女はボンドがモンテネグロのカジノ・ロワイヤルでポーカーをする資金を調達して同行する。ストライクゾーンど真ん中な知的美人、そしてセクシー。ふたりが交わす会話も恋に落ちるプロセスもなかなか好い。会ってその晩に、なんてことにはならない。
今までの作品のパターンではラストでふたりはだけれど、今回は違う。ボンドが必死に救出を試みるも彼女はそれを拒否し、自ら死を選択するという結末。これは悲しい。
‘00’の地位を捨てて彼女と平穏に暮らすという選択をしたボンド、でもそれだとこのシリーズは終っちゃう。このくらいの試練に耐えなくてはいけないということなのか・・・。
それにしても列車の中のレストランでボンドと初めて会った時のヴェスパーはよかったなぁ。