■ 昨日(30日)六本木の国立新美術館で「オルセー美術館展2010」と「ルーシー・リー展」を観た。
「オルセー美術館展2010」 ポスト印象派(馴染みの後期印象派という呼称に替わる近年の呼称とパンフレットにある)の大規模な展覧会。会場は10のセクションで構成されている。
どんな作品が展示されているのか予備知識もなく会場に入ったが、いきなりモネの「日傘の女性」が目に入る。次のセクションはスーラの点描画。この描法はあまり好きではない。もっと大胆に描けばいいのに。次のセザンヌのオーソドックスなタッチは好きだ。
ロートレックはパス。ゴッホの「星降る夜」、そして「アルルのゴッホの寝室」。これはすごい。でも圧巻はルソーの「蛇使いの女」。重厚なタッチ、漂うミステリアスな雰囲気。じっくり鑑賞。この絵だけで満足。
「ルーシー・リー展」 美しい陶芸作品の数々。繊細。淡い色。上品なフォルム。線文の施された小ぶりの作品に魅せられた。
会場内の女性がみな知的美人に見えたのはなぜだろう・・・。