何となく、インターネットを見ていたら見覚えのある名前を発見。
こんな事は、誰もが経験していることかも知れない。
演劇集団「円」所属、俳優 金田明夫
この人は、自分にとって凄く印象に残っている友人だ。
と言っても、彼は自分のことなんか覚えていないだろう。
インターネットで彼のプロフィールを見てみた。
http://dir.yahoo.co.jp/talent/6/m93-0906.html
趣味=水泳
そう、彼と僕とは水泳で繋がる。それも信じられないようなつながりだ。
そもそも、30年前に東京の豊島区に区民プールがあった。
自分の姉は、学生時代に一級指導員を取得してしまうほどのスイマー。
そんな姉が学生アルバイトで豊島区のプールで監視員を頼まれていて、姉にすれば監視なんてバイト代は安いし、一級指導員がやるようなことではないと、鼻にもかけていなかった。
ちょうどその頃、19歳にもなって泳げない、いわゆるカナヅチの悩みを姉に相談した。
その時の会話を再現すると
姉:「丁度いいや、ゆうちゃん水泳覚えがてらバイトしない?」
僕:「泳げないで出来るわけないじゃないか!!」
姉:「監視なんて泳げなくても、足が着くところなんだし、溺れる人なんかいないから平気よ!!」
僕:「なーんだ、じゃぁやるよ」
てな、超安易な発想で始めてしまったバイト。
実際には豊島プールは水深1.8mで足はつかない、それだから溺れる人は日に何人か出るわで、姉貴のいい加減な言葉に乗ってしまった自分はただ焦るのみ!
見渡せば、周りはみんな水泳部の半分尻の出るブーメランパンツ、自分だけサーフパンツ履いて浮いている。
仕方なくまともに泳げないのを正直に話したら、毎日暇さえあれば泳がされ、1ヶ月で体重が11Kgも痩せてしまうほど、毎日救命の訓練までやらされて確かに泳げるようになった。
今考えてみれば、それを受け入れた当時のチーフは凄い人だった。
そのチーフが、金田さんである。
その当時から、劇団で演劇の練習をしながらバイトで生活費をかせぎ、
一時期は当時流行の日活ロマンポルノに出演していたり、
そこそこ苦労したようだが、いつの間にかテレビでよく顔を見るようになり、3年B組金パチ先生のレギュラー、今は大岡越前などで名脇役と言われるほどになった。
一昨年は、シェークスピアの「リチャード三世」に主演したりと、出世と言うにふさわしい活躍をしておられる。
私生活での彼は決して派手ではなく、そのくせ人を引き付けるオーラのようなものを持っていた記憶がある。
自分は彼に対して、いつもトゲのある言葉を吐いていたらしく、
彼が自分につけたあだ名が「トゲ」。
ふざけて、名札に「戸下」と書いて、後から入ってきたバイトの人たちがずっと信じていたこともあった。
久しぶりに、知っている人の活躍を目の当たりにして、素直に嬉しいという気持ち。
反面、羨ましい、負けないぞ!・・・・・などと、色々な感情が湧き上がったり・・・・・・・
金田さん、恥ずかしながら僕も演劇の勉強始めました。
30年経って、お互い知らないところで生きてますが、僕も何か達成感を求めて色々やってます。
なんて、手紙くらい書いてみたくなった・・・・・・
こんな事は、誰もが経験していることかも知れない。
演劇集団「円」所属、俳優 金田明夫
この人は、自分にとって凄く印象に残っている友人だ。
と言っても、彼は自分のことなんか覚えていないだろう。
インターネットで彼のプロフィールを見てみた。
http://dir.yahoo.co.jp/talent/6/m93-0906.html
趣味=水泳
そう、彼と僕とは水泳で繋がる。それも信じられないようなつながりだ。
そもそも、30年前に東京の豊島区に区民プールがあった。
自分の姉は、学生時代に一級指導員を取得してしまうほどのスイマー。
そんな姉が学生アルバイトで豊島区のプールで監視員を頼まれていて、姉にすれば監視なんてバイト代は安いし、一級指導員がやるようなことではないと、鼻にもかけていなかった。
ちょうどその頃、19歳にもなって泳げない、いわゆるカナヅチの悩みを姉に相談した。
その時の会話を再現すると
姉:「丁度いいや、ゆうちゃん水泳覚えがてらバイトしない?」
僕:「泳げないで出来るわけないじゃないか!!」
姉:「監視なんて泳げなくても、足が着くところなんだし、溺れる人なんかいないから平気よ!!」
僕:「なーんだ、じゃぁやるよ」
てな、超安易な発想で始めてしまったバイト。
実際には豊島プールは水深1.8mで足はつかない、それだから溺れる人は日に何人か出るわで、姉貴のいい加減な言葉に乗ってしまった自分はただ焦るのみ!
見渡せば、周りはみんな水泳部の半分尻の出るブーメランパンツ、自分だけサーフパンツ履いて浮いている。
仕方なくまともに泳げないのを正直に話したら、毎日暇さえあれば泳がされ、1ヶ月で体重が11Kgも痩せてしまうほど、毎日救命の訓練までやらされて確かに泳げるようになった。
今考えてみれば、それを受け入れた当時のチーフは凄い人だった。
そのチーフが、金田さんである。
その当時から、劇団で演劇の練習をしながらバイトで生活費をかせぎ、
一時期は当時流行の日活ロマンポルノに出演していたり、
そこそこ苦労したようだが、いつの間にかテレビでよく顔を見るようになり、3年B組金パチ先生のレギュラー、今は大岡越前などで名脇役と言われるほどになった。
一昨年は、シェークスピアの「リチャード三世」に主演したりと、出世と言うにふさわしい活躍をしておられる。
私生活での彼は決して派手ではなく、そのくせ人を引き付けるオーラのようなものを持っていた記憶がある。
自分は彼に対して、いつもトゲのある言葉を吐いていたらしく、
彼が自分につけたあだ名が「トゲ」。
ふざけて、名札に「戸下」と書いて、後から入ってきたバイトの人たちがずっと信じていたこともあった。
久しぶりに、知っている人の活躍を目の当たりにして、素直に嬉しいという気持ち。
反面、羨ましい、負けないぞ!・・・・・などと、色々な感情が湧き上がったり・・・・・・・
金田さん、恥ずかしながら僕も演劇の勉強始めました。
30年経って、お互い知らないところで生きてますが、僕も何か達成感を求めて色々やってます。
なんて、手紙くらい書いてみたくなった・・・・・・