『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

プロフェッショナル

2006年08月06日 | Weblog
以前の日記にも内容こそ違うが、同じようなことを書いた気がする。
最近、プロフェッショナルって言葉が軽くなった気がする。
自分の仕事でもそう。経験の積み重ねなど、余り重視しない。
シミュレーションや、本などで得られる情報であたかも全てが判った気になる。
僕に言わせれば、「見てきたような・・・・」である。
ついこの間、イタリアが優勝して幕を閉じたW杯。
日本代表は世界に全く通用しなかった。経験不足に加え、マスコミなどの
情報で、世界の一流国と同じレベルにあると勘違いしていた結果だ。
プロフェッショナリズムが選手に浸透していない、いわば半アマチュアだった。

「森のリトルギャング」http://movie.goo.ne.jp/special/mori_gang/index.html
というアニメーションが今日から渋谷東急ほか
松竹・東急系にて全国拡大ロードショーで公開された。
この吹き替えキャストを見て、「何だろう?」って思った人は居るんじゃないだろうか?
日本語の吹き替えは
RJ(アライグマ)に役所広司、ヴァーン(カメ)が武田鉄也、ステラ(スカンク)に友近、
ハミー(リス)石原良純、その他は今人気のお笑いタレントが起用されている。

ちょっとまてよ・・・・・・!この人たち、本当に吹き替えが上手いのかい?
他のアニメーションを見て、吹き替えの下手くそな事によく遭遇する。
と言うより、吹き替えが素人によって行われているほうが多いように感じる。

かつて、日本語の吹き替えは素晴らしい声優たちによって行われていた。
有名なところではオードリーヘップバーンの武藤礼子、
クリントイーストウッドの山田康雄、その他、大平徹、などの有名な声優がいた。
最近では、アニメの大山のぶよ、といった所か?
    
最低でも、舞台で芝居の台詞を勉強している俳優かな。
お笑いタレントは、喋ると言う事ではプロかも知れないけれどやっぱり違う。
このアニメの吹き替えは、いわば素人が半分以上居る。
お笑いタレントも、かつてのてんぷくトリオ(三並伸介、伊藤四郎、戸塚睦夫)の様に
話術や演技で笑いを誘っていた芸人ならば、芝居的な要素もあるので判る。

でも今のお笑いタレントは、どうも五月蠅いばかり。
ワールドカップでゲストに出演していたお笑いタレントもそうだった様に
笑いを取るためにギャーギャー騒いでいるだけ。
テンポは買うが芸としては今ひとつ。

何が言いたいのか?
プロの声優を、もっと使って若手の声優も育てなさい!って、言いたい。
声優はやっぱり吹き替えのプロ。それで飯を食っているのだ。
どうせ下手なら、名前の売れた人・・・というのも解からないでもないが、
どうも日本は、売れている人は何をやっても評価されちゃう気がする。
たとえ、声優でもオーディションしたらこのメンバーが何人残るのかな?

映画や舞台でも、多かれ少なかれネームバリューが先行している気がする。
だって、日本の映画って殆ど出演者が同じだもの・・・・・
人気が出ない日本の映画はそういうところにも理由があるんじゃないかな?

お笑いタレントが目障りに感じる今日この頃です。
コメント
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