最近、仕事のほとんどが会議と書類の点検。
技術的な問題は、若い人にやらせて報告だけを聞いているのだが
唯一、高電圧回路のトラブルだけは、いまだに僕に回ってくる。
僕の仕事では高電圧と真空を扱うのだが、この両者の難点は
『現象を目で確認するのが難しいこと』
高電圧と言っても、1000V程度のものならば
手で触れる場所にあったりするのだが、5000Vを越えたあたりからは
目に見えるところに電気回路が存在しないのが普通になる。
つまりトラブルが起きたときに、経験から来るものと現象を重ねて
判断するのだが、このときの現象をきちんと捉えていないと
全く見当違いの方向に進んでしまうことも間々ある。
そんなわけで、今日はだいぶ前から頼まれていた電源の不安定動作を
現場に出向いて、見てみたのだが・・・・
予想通り、調整不良。
調整が悪いと、放電したような動きをすることが過去にあったので
どうかな?と思って、オシロスコープで電源の波形を観測した。
案の定、不安定になるような調整がなされている。
担当者に、僕の指示通り調整させたら一発で動作が安定した。
そのときの状況を理論的に説明して、再現させる。
この間、30分。
これで担当者は納得して、調整要領書を発行して一件落着。
『さすがですねぇ』っと担当者。
顔には出さなかったが僕は『良かった』とホッとしたのが正直なところ。
僕の面子も保たれ、久しぶりに仕事をした気分になった。
技術的な問題は、若い人にやらせて報告だけを聞いているのだが
唯一、高電圧回路のトラブルだけは、いまだに僕に回ってくる。
僕の仕事では高電圧と真空を扱うのだが、この両者の難点は
『現象を目で確認するのが難しいこと』
高電圧と言っても、1000V程度のものならば
手で触れる場所にあったりするのだが、5000Vを越えたあたりからは
目に見えるところに電気回路が存在しないのが普通になる。
つまりトラブルが起きたときに、経験から来るものと現象を重ねて
判断するのだが、このときの現象をきちんと捉えていないと
全く見当違いの方向に進んでしまうことも間々ある。
そんなわけで、今日はだいぶ前から頼まれていた電源の不安定動作を
現場に出向いて、見てみたのだが・・・・
予想通り、調整不良。
調整が悪いと、放電したような動きをすることが過去にあったので
どうかな?と思って、オシロスコープで電源の波形を観測した。
案の定、不安定になるような調整がなされている。
担当者に、僕の指示通り調整させたら一発で動作が安定した。
そのときの状況を理論的に説明して、再現させる。
この間、30分。
これで担当者は納得して、調整要領書を発行して一件落着。
『さすがですねぇ』っと担当者。
顔には出さなかったが僕は『良かった』とホッとしたのが正直なところ。
僕の面子も保たれ、久しぶりに仕事をした気分になった。