『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

『カバー』と『オリジナル』

2011年12月01日 | Weblog

最近、音楽シーンについて考え方が変わってきた。
僕らの音楽に関してもです。

僕らの世代って言うのは、音楽シーンが劇的に変わって行く
真っ只中に居た気がします。
だから、『オリジナリティー』っていう事が凄く大事だった。
アマチュアのコンサートでも、自分たちのオリジナルを持っていないと、
舞台の上に上がれないような雰囲気があった。

たまにコピーバンドが出たりすることもあったけど、
そういうバンドは、何処かB級みたいな目で見ていた。
演奏が物凄く上手くても、所詮はコピー・・・・
いわゆる『物まね』で、本物の上を行くことは出来なかった。

だけど『カバー』と言って、他人の曲を自分なりにアレンジして
原曲とは全く違う歌にしているミュージシャンは別格。
むしろ、こういう連中は「センス」を見せ付けていた気がする。

この間、ライブで「Will you still love me tomorrow」っていう
キャロル・キングが歌って有名な曲
http://www.youtube.com/watch?v=5XFLruFA-9Y
を相方が唄った。
この曲は元々、ゲリー・ゴーフィンとキャロル・キングによって書かれて
ヒットしたんだけれど、
エルトン・ジョン
http://www.youtube.com/watch?v=NG5iKz8rg3Q&feature=related
やデイブ・メイスン
http://www.youtube.com/watch?v=P-uTiJ5q8kc&feature=related
らが、独自のスタイルにアレンジして唄っている。

僕らが唄う時の元になっていたのはデイブ・メイスンバージョンなんだけれど、
さらにまた手を加えて、いわゆる僕らのスタイルにして唄っている。

以前は『カバー』に抵抗があったんだけどね・・・
最近、音楽シーンを見ていると、この『カバー』が意外に多いんだよね。
当然、元の曲をどれだけ自分のものにしているか?って云うのが
そのアーティストの評価になっちゃうんだけど、逆にカバーで見出された
曲も世の中に沢山あるのも事実。

ついこの間まで、日本の音楽シーンは自分たちの思いを歌にして
世の中に発信して行くスタイルが主流だったと思うけど
最近、意外と『カバー』が多くなっている気もしている。

プロと、我々アマチュアとはレベルが違うんだけどね、
何だか最近、『カバー』も面白いかなって思うようになってきた。
コピーバンドは嫌だよね。お笑いにしかならないから・・・・
でも、お笑いになるには相当の実力が必要だし・・・・
要は下手糞なコピーバンドは、目障りなだけ。

僕らが若い頃にオリジナルに拘っていたのは、そういう面もあったのかもね?
この間、赤坂で相方が唄った「Will you still love me tomorrow」
を聞いて、感激してくれたお客さんが居て、余計にそう思ったのか?
理由はともあれ、今までとは一味違うデュオになりたいなって思う。

コメント
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