『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

『ア・ラ・カルト アンコール-役者と音楽家のいるレストラン』

2014年12月19日 | Weblog

今日は、今年一杯で閉館となる青山円形劇場がプロデュースする芝居
『ア・ラ・カルト アンコール-役者と音楽家のいるレストラン』
を観に青山円形劇場まで行って来ました。



僕自身、この芝居との付き合いは長く、この芝居が始まった頃に
観に行っていたのだけれど、人気が出てきて
なかなか前売りのチケットが手に入らなくなってしまい、
ずいぶん長いこと足が遠のいていたお芝居。

面白いもので、自分が劇団で芝居を始めたら、
劇団の音楽担当だった大塚彩子先生のバンド『プリズミクス』で
今回の舞台でギタリストとして参加している竹中俊ちゃんに巡り合った。
彼のギターが気になってライブを追っかけみたいにして、
聴きに行っているうちに俊ちゃんとも仲良くなってこの芝居に
参加することを聞かされて、ビックリ・・・・・

それで、チケットを頼んだら快く用意してくれて・・・・
それから毎年のように、再びこの芝居を観に行くようになりました。
年末にお袋の容態が、いつ亡くなってもおかしくない2010年の
暮れを除いて、ずっとこの芝居を観続けてきました。

キャストは
役者:高泉淳子 山本光洋 本多愛也 中山祐一朗
音楽家:中西俊博(violin)、クリス・シルバースタイン(bass)
竹中俊二(guitar)、北島直樹(piano)
去年までピアノを担当していた林正樹さんは23~26日と大阪公演で演奏するようです。
そして今日のゲストは、かつてサラリーマン役で出演したRolly寺西と
5年前までメンバーとして楽しませてくれていた陰山泰。

高泉さんのアドリブを交えた軽妙な台詞のやり取りに始まり、
パントマイムが本職の山本光洋が、ステージでそのパフォーマンスを披露し
同じくパントマイマーながらブルースハープの奏者としても知られる
本多愛也がブルースハープの演奏を聞かせてくれる。
唄あり踊りあり・・・・・

この芝居はもう一つ、ジャズのライブを聴きに行ったような
中西さん率いる4人のジャズメンによる演奏も聴き所。
そしてRollyが唄とギターを聞かせ、陰山泰がかつての唄とダンスを披露。
何だか、同窓会みたいな部分があって、改めてこの芝居が終わってしまう
寂しさみたいなものを感じたり・・・・・
休憩を挟んで3時間のステージは本当に楽しかった。


しつこいようだけれど、この芝居は円形劇場だから出来る芝居。
老朽化は否めないけれど、補修・加修すれば十分に使える施設なのに
どうして簡単に壊してしまうのだろう?
バレエやクラシックの奏者などを輩出しているにも関わらず、
こういった他には無い施設を継続して使うための知恵を出す努力を怠って
建て直しを前提に話を進めてしまう日本は芸術・文化の後進国。

事業仕分けで取りやめたダム建設が復活するのに、
歴史や存在意義とかは関係なしに、円形劇場のような施設の取り壊しを、
簡単に決めてしまう『頭の悪い政治家』しか、日本には居ないのですねぇ・・・・・

コメント
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