『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

ご機嫌伺い

2015年11月21日 | Weblog

今日は昼過ぎから、秋葉原の伯父の所へ顔を見せにでかけました。
手土産は定番の『柿山』のお煎餅。
江戸っ子は手ぶらで行ってはいけない・・・・と言われて育ったので、
高価な物である必要も無いけれど、何かしら手土産を持って行くのが、
ちょっとした『粋』なのかも知れません。

実は、今日の目的は伯父ではなく伯母の話し相手になること。
伯父が居ると、なかなか話せないこともあって、伯母はいつも本音を話せない。
色々とあるだろう・・・・
亡くなった僕の母親もそうだったように、誰かに話したい愚痴や腹の内を聞いて、
少しでも気持ちを晴らさせてやりたいと、ずっと思っていた。

そんなわけで、伯父の予定を予め聞いておいて、わざと時間をずらして
伯父が出掛ける直前に行こうと思っていた、いわば確信犯だったのです。
ところが、伯父は僕が来るのを待って、わざわざ新橋にある老舗洋菓子店、
『巴裡・小川軒』http://www.ogawaken.co.jp/
のチョコレートエクレアを買ってきて、一緒に食べようとしていたらしい。
そんな、伯父の気持ちを知らずに行ったので悪いことしちゃった。

でもね、最初から伯父が居ない方が話しやすい。
伯母には話せる僕の部分もあるから、それから切り出して・・・・。

僕は子供の居ない伯父夫婦の事が気になっている。
と言うのも、伯父夫婦はとうに80歳をこえている。
元気な振りをしているけれど、やっぱり歳をとって来たなぁと感じるのです。

急な階段を上り下りする生活も、どちらかが病気した場合など
お袋の時のことが、頭にあるからとにかく気になる。

3時から3時間ほど、色んな話を聞いてやった。
子供が居ないことで、親戚から色々と言われて辛かった人生。
それでも、僕を含めた若い従業員を預かって、面倒を看て来た。
問題を起こす子も多くて、そのたびに警察へ行ったり、
親以上のことをやってきた伯母なのです。

何とかしてあげなくちゃ・・・と思い、通うようになったのは、
お袋が亡くなって、一区切りついた3年ほど前から。
お袋が生前に、伯父夫婦のことをずっと気にしていて、
そのたびに『一番世話になったあんたが、面倒見てあげてね』
と言っていたことも、僕の頭から離れない理由なのです。

少しだけ、伯母の気持ちもすっきりした様子。
伯父が僕の家族にと買ってきてくれた、『巴裡・小川軒』の包みを手土産に持たされた。
僕は『今度は伯父さんが居るときに、また顔を出すよ』
と言って、帰って来た。

コメント
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