『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

期待を完全に裏切られた男

2015年11月30日 | Weblog

土曜日の同窓会では、もう一人会うのが楽しみだった男がいた。
中学校から同じ高専に進んだM。
中学校時代は、並外れた身体能力で皆から羨望の眼差しで見られていた男。

ところが、この男の欠点は自己顕示欲が強い事と、暴力的だったこと。
高校に入っても、何一つ変わらずに3年まで進級した。
同じサッカー部で、奴は準レギュラー。
僕は言わずと知れた補欠だったから、奴はいつも上から目線。

それだけなら良いのだけれど、その上手癖が悪かった。
僕が2年生の時に全国大会で準優勝して、翌3年の時に2年連続で出場を決めた。
その試合の帰りに、相手校との間で問題を起こして、
それが原因で出場辞退ということに追い込まれた。

当然、奴は3年で退学。
学校の温情で、3年の高校卒業ということで学校を去った。

その後、42年間の間、僕はMと会うことがなかった。
僕が行方不明だというときに、何度も実家へ足を運んでくれたらしい。
そんな事を聞いて、さぞかし立派な社会人になっているんだろうと
同窓会で再会するのを楽しみにしていた一人だった。

ところが、最初こそ久しぶりで腰が低かったMだけれど、
時間が経つにつれて、昔と同じような態度になってきた。
『俺が学校を辞めた理由を知ってるか?』と、何だか自慢げな口ぶり。
僕は『そんなの知ってるし、聞いても意味がないからパス』と言った。
お互いに『お前』って呼び合って話していると
『いつから俺をお前って言うようになった』と言うし・・・・
終いには『俺はスポーツでは誰にも負けなかった』とか
挙句の果てに『お前らを俺が全国大会に連れて行ってやった』
なんて、耳を疑うような言葉・・・・

これで期待を完全に裏切られた感じ。
早々にMから離れて、他の仲間と話をするようにした。
人を選んでいるのか?知らないけれど、高校生の時のつもりなのかな?
とにかく、ちょっと楽しい雰囲気が壊された気がしました。

大人になっても変われないのかなぁ?
そういう僕も、全然変わって居ないのかも知れない。
2次会で『お前は変わらずに、その生き方を続けてくれよな…』
なんて、他の仲間から言われたんだけど・・・・・

明日は、その時にちょっと感動した話を書きましょう。

コメント
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