『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

話が違う・・・・

2019年03月19日 | 定年退職後の人生
今日は、珍しく仕事の打ち合わせで甲府まで出張。
11時半に甲府駅で待ち合わせして、昼飯を食べてから
午後から甲府の西に位置する南アルプス市にある若草工場まで行き、
そこで、ある装置の小型化を進める打ち合わせを持った。

聞いていた話は、装置開発が終わって試作機を作ったけれど、
商品にするにはちょっと制御回路が大きすぎるので、
商品機の設計変更をかけて、コンパクトなものに仕上げたいと言う話だった。

我々の認識は『5月くらいに始めて、7月あたりを目処にやれば良い』程度。
難しい回路設計が有る訳じゃない、電気回路の配線を基板化する程度の
簡単なものだった。
それで実際の物を見せて貰って、寸法を測ってサイズを決めようと思い
わざわざ出張したと言う訳。

ところが、打ち合わせを始めた途端、すぐに聞いていた話と違うと感じた。
話を聞いてみると、詩作は既に終わって商品機の設計に入るところで
顧客から小型化と、制御パネルの遠隔操作を要求されたと言う。
しかもその話は、本社の人間が自分でやろうとしていて滞ってしまったらしい。

頓挫した理由がまたおかしい・・・・。
制御するバルブの開閉寿命22万回に対して、その開閉するためのリレーの
接点寿命は市販品だと20万回と言うのが汎用機の平均的な寿命。
これにUL規格のテストをクリアするものを要求されて頓挫したらしい。
担当者は、リレーでは無くトランジスタで駆動するつもりで居たらしいのだが、
僕が、電圧降下で開閉スピードが変化しても問題が起きないのかと訊いたら、
そんな事は考えていなかったという。

しかも2方向に切り替えるため、電源を反転させて開閉方向を変えて居たらしく、
そうなるとトランジスタの回路もひと工夫が必要になる。
その他、色々と問題点が出て来て、やる事が多そうだった。

それだけなら良いのだけれど、その装置の完成目標が4月末だと言う。
それを聞いて愕然・・・・一気にモチベーションが下がった。
結局、ギリギリになって僕らに仕事を放り投げるような感じ。

結果的に、そんな無茶苦茶な仕事を受けるような話になってしまった。
しかし、設計者のレベルの低さを痛感した打ち合わせ。
そもそも、顧客が何を要求しているのか?
それすら整理できていないような状況。

コンサルタントとしても、頭が痛いですねぇ・・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする