昨日のブログに、ご飯の炊き方の事を書きましたね。
御飯を炊く方法は、色々あるみたいですが僕は硬めの御飯が好き。
でも、気を付けているのは米の量と水加減だけ。
電気釜による炊飯はその二つしか要素が無いのです。
昨日、モモちゃんに訊いたらお米は計量カップで摺り切りにするという。
僕の場合は、計量カップで山盛りにしている。
これに理由が有って、計量カップで摺り切りにした後にトントンとカップを叩くと、
カップの中の米が摺り切りの位置より下になる事に気が付いて、
それで何度か試してみて、摺り切りの位置になる量を調べた事が有る。
そんな話をしたら、モモちゃんの実家で営んでいたお茶屋さんで
お茶の量り売りをする際に、袋に詰める時にお茶の袋をトントンと叩いて、
袋に詰めていたことを思い出したそうです。
それならば水の量を加減すれば同じこと、だと思う人が多いんじゃないかな?
確かに、それも正解かも知れません。
ただ、ここで言いたいのは、要は本などに載っている誰かが書いた
レシピ通りにやっても駄目で自分なりの物差しを作る事が大事だと。
自分の納得するものを作る際には、自分なりのこだわりがあって良いと思う。
これはご飯の炊き方に限らず、仕事などの全てに通じるものだと思いますね。
かつて僕が携わっていた電気設計の仕事でもそうだった。
設計でも、コピー&ペーストで図面を描く人が大半でした。
確かに同じようなものは作れる。
でも、新しく図面を描くという事は、何か他に理由があるはず。
つまり同じじゃないのに、コピー&ペーストを駆使して図面を描く。
コピー&ペーストするなら、それを採用する理由がはっきりしていれば
設計したのと同じで問題ないのですが
『以前のものと同じです』『今までこれで問題が無かった』
と、解らないから同じにしている人が殆どでしたね。
料理や仕事でも、マニュアル通りやらせる人や会社が多いですが、
それは自分の脳味噌を使って居ないのと同じです。
コピー&ペーストで同じものは作れないように、マニュアル通りやっても
そこそこのものしか作れないのは、どんな事でも一緒です。
物差しと定規の使い方の違いに似ているかも知れませんね。
定規:直線や曲線を引くときに使う
物差し:物の長さを測るときに使う・物事の価値を測るときに使う
「定規」と「物差し」の言葉の定義です。