前日に続いて藤沢 小出川源流の笹窪谷戸へとジョグって、竹炭の窯を訪ねてきた。
慶応大学看護医療学部の奥には、広大な竹林が広がっており、入り口を間違えてうっかり踏み込んだところ、方向感覚を失い道に迷ってしまう程である。
先月には、竹炭まつりが開催されて大変賑わったそうで、毎年竹林や自然環境保護活動が行われているようだ。
竹炭まつりでは、竹炭やタケノコ、竹細工品の販売とともに、野菜の即売などで賑わい、演芸プログラムなどで一日賑わったそうです。
竹炭の窯の周りには、竹細工による常設のスタンドや舞台も出来ており、地元の交流の場となっていました。
「竹炭の会」のボランテイアの方に苦労話を伺うと、この広大な竹林の手入れには、大変な労力が必要で、最近は伐採が追いつかずに荒れ放題になっているとのこと。
孟宗竹の手入れには、杉などと違いチェーンソーで切り倒すにも材質が固くて折れにくく、切り倒しても、運び出すのには重くて簡単ではないそうだ。
手入れが追いつかずに竹林が荒れる一方で、増え続けて杉などの自然林も枯れてしまう被害もあるようだ。
この日も数人のボランテイアの皆さんが、竹炭材料造りや窯入れをされていたが、竹材は固くて事前準備の手間に骨が折れるとか・・・・
タケノコもいまが旬で美味しいが、手がつかずに、身長大のタケノコが伸び放題でタケノコ掘りも簡単じゃない。
タケノコも夏には葉が出てきて、高さも一人前の若竹に成長し、3、4年では竹材として成熟するそうですが、最近は竹材を築材として利用する人も少なくなってきていると。(写真は08年の竹)
たけのこ堀も今が旬であるが、残念ながら管理が大変で一般者のタケノコ掘りはやらないそうでした。
竹林や竹炭の話を聞いていたら興味があれば、竹炭の会への入会を薦められたが、竹細工などを楽しむ方も多いそうだ。
しばし、竹林内を散策して木もれ陽の感触を味わいながら谷戸に戻り、藤沢わがまち景観ベストテンの春を満喫した。