MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

参院選タレント候補乱立に想う

2010年05月20日 | 国際・政治

普天間基地移設問題は、5月末決着を約束しておきながら、解決の糸口すら見えない迷路に入っており、政権から出てくる言葉は言い訳ばかりで、「5月決着」とは何だったんだろう?

「政治とカネ」問題も、疑惑に対し国民に説明しようとすらしないで、国会での集中審議には応じないと突っぱねている。

あの国対委員長は、野党時代に国会対応に要求してきていたことを忘れたかのように、パフォーマンスばかりである。

今、日本の財政危機は、深刻な状況となり過去に前例なき破綻状態となり、ついにIMFからも、イエローカードが突きつけられる状況である。

そのような閉塞状況の中で、政権支持率は下がりっぱなしで、今や過去最低の数値にまで近づいてきている。

今、政府がやるべき事は、政治不信を払拭した上で、国を守るために普天間基地移設に対する基本案を示して国民への理解を得る努力と共に、財政再建プログラムを示して国民の理解を得て国の再建に取り組むことを最優先することである。

各政党のやっていることと言えば、参院選に向けて選挙対策ばかりで、本当に情けない。

いつものことながら、各党は選挙対策に「タレント候補」を担ぎ出している。

一概にタレント候補がダメとは言わないが、スポーツ選手や芸能人などその道では、既に峠を超えたものが多く、政治家として何が出来るのだろうか?

日本が危機的状況に至っている時期にある中、こういう「人気取り」のためだけの候補を擁立する政党には呆れるばかり。

あのタレント諸氏に、この危機的な日本を立て直すために、深い見識や経験があるとも思えず、また、これまでどんな政治活動をしてきたのだろうか?

今、政治の素人に何が出来るのだろうか?それでも人気と知名度だけで票を確保できると期待しているのであれば、国民もバカにされたものだ。

選挙戦略として、集票さへすればいいと思っているのだろうが、まさに投票する側の責任である。

これまでの結果をみても、小澤チルドレンのように、単なる駒としてお上の言うとおり行動するように使われるだけなのだ。

政党の戦略としては、国民はどうせ政治や経済のことに無知だからタレントや人気者を候補者を集票マシンとして立てれば、票を入れてくれると思っている。

先の小澤幹事長の記者会見での「百万、千万の味方を得たような気持ち・・・」と述べているが、まさに集票マシンとして期待している表れだろう。

選挙に勝つための戦略とはいえ、そこに理念や政策はまったく感じられない。

これらの動きに対しては、今こそ国民は、政治のあり方を真剣に考えて、国の舵取りを任せられる人物かを判断して、不的確なタレント候補者には、ハッキリ「No」を示さねばならない。

その責任は国民にあり、政権交代により今のダッチロールの結果を為さしめた結果は、選んだ国民の責任である。

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