MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

普天間基地移設問題の顛末の先は?

2010年05月30日 | 国際・政治

連日、米軍普天間基地移設問題で、日米共同声明が発表され、メデイアに政府方針に関する意見が報道されているが、概して政府・与党に着いて厳しいものが多いようだ。

普天間基地移設問題の迷走の果ては、最悪の「決着」?で、社民党福島党首の罷免騒動や連立離脱ばかりがクローズアップされているが、首相も民主党も社民党も今更何を考えているのか?と本当に情けないばかり。

この場に及んで、大騒ぎが報道されているが、もともと国を守るという観点での国家観が全く異なる両党の連立なんて最初からありえない話である。

そもそも初めから「最低でも県外・・」だの、「海を埋め立てるのは自然への冒涜」だの、沖縄県民へ出来ない期待感を抱かせておいて、その結果が現行案の「辺野古」に舞い戻ってしまった。

沖縄県などの負担軽減に努力したことを強調していたが、、この8ヶ月の迷走の結果、何が進歩したのだろうか?自己保身の言い訳ばかりで、政治は結果責任である。

福島党首の罷免は当然であり、声明文に「辺野古」を入れる入れないで、表面上誤魔化して罷免を避けるなんて、国益をどう考えているのだろうか?

国益・安全保障を優先か?連立優先かを考えれば、誰が考えても自明の理である。

小澤幹事長が、「福島党首が正しい・・」と、相変わらず選挙対策第一で社民党へのラブコールを送っているようだが、この人には選挙しか頭に無いのだろうか?言語道断である。

もともと安保に対する基本政策が異なる社民党と連立を組むことに、無理があり国益に反すると思う。

政府は、日米共同声明合意の実現に向けて、沖縄県や名護市地元への説得に全力を挙げるべきである。

この国の安全保障のあり方を議論もせずに、普天間基地を『国外、最低でも県外』とは、何を考えていたのだろうか?

沖縄県の負担を軽減するというのは勿論であるが、『海兵隊の抑止力とは何か・・』を、検討もせずに、迷走を招いた責任は重い。

この8ヶ月の迷走の末、失ったものは計り知れないものである。

この国の平和と繁栄の責任を担わねばならない首相としては、失格と言わざるを得ない。

安全保障のあり方を論じて、国益を如何に守るかを国民に充分説明して、正しく理解させて民意を説得すべきである。

報道による国民のインタビュー発言などを見ていると他人事のような意見が多いようである。

近海では、中国の動きや北朝鮮の魚雷攻撃など、唯ならぬ緊張感も出ており、この国の安全保障を日米安保に依存せざるを得ない事は明白である。

この8ヶ月の迷走ぶりと失政を招いたのは、全て民主党に政権を委ねた国民の責任であると思う。

改めて国民は他人事とは思わないで、真剣に国益は何かを考えねばならない。

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