連休に入りようやく本格的な陽気となり、「春うららかな~」という言葉がピッタリであると感じて草花咲き誇る里山へと足を向けて走り出した。
管理者が住む周辺には、昨年制定された『わがまち ふじさわ景観ベストテン』に選ばれた景観が多く 散歩やジョギングには最適である。
この日は、サクラに代わって咲き出したツツジやチューリップ、はなみずきなどの花々が咲き誇るまち風景に目を奪われながら、心地よくステップを踏んでいた。
「ケヤキ中央通り」は、新緑の芽が吹き出して色鮮やかな景観となり 元気を生み出してくれるオーラを発して、冬から春への季節の移りが実感出来て、息も弾みピッチも上がってくる。
小出川沿いに出るとプロムナードから見るせせらぎの音も聞こえ虫の声こそ聞こえなかったが、遠くには富士山がうっすらと姿を見せており、ウキウキ感を覚える。
慶応大学キャンパス周辺には、見事な樹形を表わしてきたメタセコイヤ通りを抜けて、御所身地区の富士見ヶ丘(勝手に名付けた絶景ポイント)へと駆け上がる。
丹沢山系や富士山を望みながら一休みして、小出川源流の湧水のある笹窪谷戸域へと入ると、鬱蒼とした雑木林に囲まれており、広大な緑深い湿地帯が拡がっていた。
雑木林の中の細い道をくぐる様に抜けると、古いお墓群の中に「猿田彦大神」の道標があり、昔の厚木道と一宮道の分岐点だったようで、笹久保堀切りと呼ばれたの証が残されていました。
また、周辺には休耕地のような場所やせせらぎが流れており、遠藤ビオトープがありました。
この笹窪エリアは、貴重な生態系が息づく環境保全地域となっていて『ビオトープ(Bio Top)』として、活動されているそうで、美しい自然環境の原風景が残されていました。
竹林道を抜けて慶応大学看護医療学部前に出ると、小出川源流から勢い良く湧水が流れており、やがて花咲くあじさい道へと注いでいました。
何気なくジョグっているわが街の春の光景を楽しんで、改めて素晴らしい景観を実感した。