戦国駅伝と言われた通り往路は予想外の展開となり、各区でごぼう抜きが繰り返された後、「山の神」が卒業した5区では、追いつき追いつかれの展開から、新たな「山の神」の出現で日体大が逆転で26年ぶりの往路優勝を決めていた。
復路では、往路以上の激戦で再逆転が繰り返されるのかと思いきや、日体大が安定した走りで差を拡げての30年ぶりの総合優勝を勝ち取っていた。
復路の8区の勝負どころである遊行寺坂にて選手たちを待ち受けて、声援を送ってきました。
遊行寺坂に取りつく藤沢橋では、1時間も前から駅伝ファンが詰めかけていたようで、快晴の青空の下での湘南の駅伝風景が出来ていました。
藤沢橋の上では各校の応援幟がはためき、沿道の皆さんの太鼓が鳴り響いて選手たちを迎えるのは恒例の光景ですが、年々沿道の声援が盛り上がっているようです。
予定時間通り、トップの日体大に続いて東洋大、明治大が並んで交差点を過ぎる時は、大声援が背中を押していた。
箱根をスタートして各校の追い上げによる順位の変動を期待していたが、往路に比べて大きな変動は無く、唯一「復路の駒大」の名前のとおり、駒大が順調に6,7,9区で追い上げて復路優勝を勝ち取り、総合3位に食い込んだのにはさすがでした。
また、4位争いの帝京・早稲田のラストのスプリント勝負には、約1Kmに亘ってのつばぜり合いには、その駆け引きが長距離走には見られないシーンで圧巻でした。
シード権争いも激烈で、城西大・中大の棄権から思わぬ展開となり、大きく入れ替わっていたが、戦国駅伝を実感していた。
日本中の駅伝ファンを沸かせた箱根駅伝も終わったが、家族がそれぞれに選手たちを追いかけて熱く燃えていた駅伝でした。