五社巡りで赤坂日枝神社を参拝後、さくらの名所として有名な赤坂サカス(SACAS)に立ち寄ってみると、スポーツフェスタ「サカスポ」が開催されており、スポーツのチカラで出来ることは無限大と、東京オリンピック誘致のPRイベントが行われており、Sacas広場にはスケートリンクが出来ており多くの家族連れで賑わっていました。
赤坂は、昭和時代にはあのキャバレー・ミカドや越路吹雪のラテンクオーターなど懐かしい思い出が残るが、「赤坂の夜は更けて」の光景は、その面影すら感じられない近代的な街に変身していました。
赤坂は、赤坂サカスの名前の由来にもなっているように、坂・坂・坂・・・が連なり、三分坂から転坂、本氷川坂を経て、氷川神社へと歩くが、実に江戸時代からの名残りを感じる素敵な街でした。
氷川神社には、初めての訪問となりましたが、一歩境内に入ると決して広くない境内は、鬱蒼としたクスノキやイチョウの樹林に囲まれており、赤坂の真ん中とは思えないオーラを感じます。
楼門の先に見える本殿は、総欅造りの漆塗りで創祀千年を越える風格を感じるものがあり、社殿には多くの文化財があるそうですが、この日は残念ながら仰ぐことは出来ませんでした。
また、江戸型山車の「氷川山車」が修復事業が進められているだそうで、9月には盛大な巡行が行われるとかで楽しみである。
さらに檜坂、乃木坂を経て乃木神社に向かうと、この日は丁度昭和天皇が崩御された日であったので、昭和天皇祭が行われた後でしたが、二の鳥居には国旗が掲げられており、厳かな雰囲気でした。
手水舎の前には、奇麗にボール状になったおみくじ掛が見られ、「玉(ギョク)」を連想してのものだろうか?
旧乃木邸へ回ると、黒漆壁の家や数々の記念碑が見られますが、「乃木大将と辻占売少年像」は、辻占いを売って生計を支えていた少年に感銘して将軍が励ました姿だそうです。
乃木希典将軍の忠誠の精神には、共感するところ多く、今失われつつある「日本人のこころ」の復活がこの国を救うのではないだろうか?
五社巡りの残る明治神宮・大國魂神社へと向かった。
【明日に続く】