新春の江の島の風物詩である「江の島・寒中神輿錬成大会」が、快晴の片瀬東浜海岸で行われ約3千人の観衆が集まり大賑わいでした。
新成人を祝い、今年一年の無病息災を祈る神輿の海中渡御を行うイベントで、藤沢・鎌倉の神輿連合会が主催して行われ、今年が32回目を迎える伝統の行事となっている。
快晴の青空の下で遥か富士山をバックに、会場の東浜海岸には、観衆と担ぎ手の裸衆が集まり神事の始まりを待っています。
江の島神社の宮司による神事の間も、大寒を迎えた冬空では寒さも厳しく砂浜に燃える神火を囲みながら、暖をとる姿もこの日限定の光景でした。
神事が終了後、4基の神輿が新成人17人を含み約200人の担ぎ手が、ラジオ体操で凍えた体を解して勇壮に入水しますが、取り囲む観衆が弾き飛ばされる程の迫力を感じました。
相次いで海中に入った4基の神輿は、ドスコイドスコイ~と威勢の良い掛け声が砂浜に響きわたり、約25分の間 胸まで 海中を渡り歩きますが、圧巻でした。
新成人も担ぎ手に成りきって砂浜に上がってきた時には、疲労困憊の様子でしたが、長い人生の新しい門出を飾って大きな勇気を得られたでしょう。
4基が浜に上がったあとには、太鼓隊が勇壮な響きをとどろかせて新成人の門出を祝い、新年の安泰を祝っていました