先日の東京都庁展望台訪問の後、一か月後に迫った東京マラソンのスタート地点となる新宿中央公園界隈をぶらぶらと歩いてみました。
先ず最初に知る人ぞ知るスタート地点の第二本庁舎脇にある足の神様と言われる「韋駄天尊堂」に立ち寄って、今年の東京マラソンの無事完走を願ってきましたが、丁度、同じく東京を走るというランナーの姿もあり、互いの健闘を誓い合った。
マラソン開催日には、早朝からランナーでごった返しとなる中央公園であるが、この日はお昼過ぎの時間帯だったので、「新宿白糸の滝」や「新宿ナイヤガラの滝」の広場には、散歩人の姿もも見られ のんびりと時が流れていました。
公園内を一回りしてみたが、花の季節には賑わう園内には、あちこちで改修工事が行われており、広場の陽だまりには少なくなったと聞いていたがホームレスの人達がお昼寝をする光景が見られます。
園内には、多くのアート作品も見られ、その一つ大田道灌が武蔵野の原で狩りをしたときの情景を描いた「久遠の像」です。
中央公園からその一角にある新宿の総鎮守と言われている「十二社 熊野神社」を初めて訪れてみました。
案内書によると、十二社(じゅうにそう)の地には、過って大池や滝があった景勝の地だったそうで、今はそれを記した石碑が区の指定史跡として文化財になっていました。
また、拝殿には絵馬や額など貴重な文化財がありましたが、本殿の奥には、太田南畝の水鉢や末社が保存されており、一見の価値ありの優れものでした。
さらに珍しい文化財として大鳥三社には、腹の下がくりぬきになっていない珍しい狛犬が鎮座しており、気が付かない存在でしょう。
秋の大祭では、神輿渡御が名物となっているようで、神輿蔵には30基ほどの大小の素晴らしい神輿が保管されていましたが、是非一度見てみたいと思うほど立派な神輿が見られました。