MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

越前和紙の里・大瀧神社

2017年04月08日 | 旅行記
越前池田町のツリーピクニック・アドベンチャーから「越前和紙の里」へ向かいオリジナルの和紙作りを体験してきました。
越前和紙は、藩札や「今年の漢字」が書かれる和紙としても使われており、日本一の和紙として度々テレビでも紹介されており、初めて和紙の里を訪れました。
 
パピリス館では、オリジナルの和紙を作る紙漉き体験が出来て多くの体験者が見られました。

物作り体験が好きな孫も紙漉きから押し花や染料を使って挑戦していました。

約40分で世界で一枚のコースター判の和紙を作り上げて素晴らしい体験をしたようです。

パピリス館から和紙の里の奥に在る紙祖神の大瀧神社・岡太神社に向かいました。
岡太川に沿って並ぶ街並みは、白壁の家が並ぶ素晴らし佇まいで、「美しい日本の歴史風土百選」にも選ばれているそうです。

約15分で国の重要文化財に指定されている紙祖神「 岡太神社・大瀧神社」両社の下宮の赤鳥居に到着。



「岡太神社」は、千五百年前にこの里に紙漉きの技を伝えた女神・川上御前を紙祖の神として祀り、「大瀧神社」は、国常立尊(くにとこたちのみこと)・伊弉諾尊(いざなぎのみこと)を主祭神としています。

拝殿正面には、龍や獅子などの崇高な彫刻が飾れていました。

本殿と拝殿を連結した複合社殿は、波が寄せあうような屋根など複雑な建築様式は重厚そのもので、国の重要文化財に指定されています。


さらに社殿の側面・背面には中国の故事をテーマにした素晴らしい彫刻が飾られていましたが、圧巻でした。




神門前には青銅や石の灯籠が並び将軍家の三つ葉葵の家紋が付いていますが、将軍家とのご縁もあるようですね。


下宮を後にして、権現山山頂付近にある「上宮」の「奥の院」へ向かいました。
権現山は山全体が神体山となっているそうで、九十九折の長い急坂が続いていました。
参道の山道には、「神馬神くら化石跡」、「み火たき所の跡」、「神馬の足跡」など多くの石碑が立ちますが、数知れない歴史の道を感じました。

参道の中程に、展望台があり和紙の里の全景が望めます。


さらにその先に鳥居があり奥ノ院もまもなくかと思えば、まだまだ急坂が続きました。



下宮から登り初めて約20分でようやく山頂付近(290mH)の「奥ノ院」に到着すると、ブナ林の中に「八幡宮・大瀧神社・岡太神社」の三殿が鎮座しています。

「奥の院」前には、幹に苔生す巨木が聳えています。


奥の院で一休みするまもなく飛んで帰りましたが、神聖な山道は神の山らしくパワーが漲っていました。

下山して次の目的地の鯖江のメガネミュージアムへ向かいました。
鯖江はメガネの聖地と言われ日本国内のメガネフレームの90%を生産しており、ミュージアムには高級ブランドのメガネフレームの魅力が詰まっています。

ミュージアムの入口には、メガネフレームを繋ぎ合わせたようなボール状のモニュメントが飾られています。

今回は、体験コーナーでメガネ型ストラップ作りに挑戦してみました。
多くの素材から好みの色や形の物を選び丁寧な指導を受けながら、形づくりから磨き、艶出しなどの工程を踏んで約40分で期待以上の作品を仕上げました。



鯖江から福井へ戻る途中、鯖江の親鸞聖人ゆかりの名寺の「誠照寺」へ立ち寄ってみました。
誠照寺には、多くの文化財がありますが、特に正門の立派な「四足門」には、左甚五郎作と伝えられる素晴らしい彫刻「駆け出しの龍」が見応えありますね。



他にも素晴らしい彫物が飾られていました。



四足門の隣には、「鐘楼堂」も国宝級の鐘楼でお堂の周りにも立派な彫刻が飾られていますが、残念ながら鳥避けの金網で包まれていました

この日は、長年の念願であった越前丹南のむかし道を歩いた歴史散歩を堪能しました。
コメント (6)
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