ブログ雑記

感じることを、そのままに・・・

讃岐でしっぽくうどんを食べる

2007-02-27 15:39:54 | Weblog
       うどんは讃岐の名物だ。
       高松へ来てうどんを食べない手はない。
       そこで昼食にはうどんと決めて駅前ビル二階のうどんやへ行くこと
       になった。
       驚いたことにその通路に全国有名ラーメン店街が四軒程店を出して
       いた。
       最初の店では女の店員さんが盛んに呼込みをしていた。
       不思議な光景だった。うどんの本場でラーメン???
       開店当初はお客が列を成していたが、今は撤退が続いているとのこ
       とだった。
       勇気があるというか無謀というか自信過剰というか、出店企業の
       判断ミスに違いない。
       香川の人のうどん好きは半端じゃない。

       席についてまたまた驚き。
       店員さんの言葉のアクセントがちょと違っていた。
       中国人だった。

       さて何を食べるか。家内と妹は釜揚げてんぷら。
       私と義弟はしっぽくうどんにした。
       しっぽくうどんを食べる時はいつも五十年程前に食べた私の地元の
       かねと食堂の卵が詰まった蒲鉾の厚焼きの入った味を思い出す。
       黄色くてふわっとして何とも珍味のような味覚が鮮明に残っていて
       蒲鉾の厚焼きがないと今でもしっぽくうどんのように思えない。
       食料不足の時代に育った者は困ったものだ。
       それでも流石にうどんの本場だけあって美味しかった。

       しっぽくは長崎の料理で大皿に人数分の料理を盛り付け円卓を囲み
       皆で食べる日本料理・中華料理・オランダ料理などが一緒になって
       出来た卓袱料理の事らしい。
       そしてしっぽくうどんは京都から讃岐に伝わったらしい。
       卓袱の卓はテーブルの事で袱はテーブルクロスのことらしい。

       ああ文化になっていくには何ごとも時間が掛かる。
       大切にしていきたいものだ。