575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

恋句会   麗

2013年06月20日 | Weblog
降りしきる雨の中、東鮨のお庭にはくちなしの花が咲いていました。
初恋、片恋、大人の恋。皆さん色々思い出しながらの俳句作りとなったようです。
恒例の一言講評を。

1,「胸に這わせて」が賛否別れました。半夏生を植物と見るとまた違った大人の恋?
2,茶気のある君の声。若葉雨に似合いますが実らなかった恋?決して邪気ではありません。
3,野宮は嵯峨野の神社。源氏物語を土台にした静荷さんの句。パワースポットだそうです。
4,トップ賞。亜子さん、さすがです。「夏の陽の痛く」が大人の恋を連想させます。
5,高みに上りゆくのは蝶ではなく作者?旦那さんの遅足さんの気持ちは複雑です。
6,「夏燕」がぴったり合います。遅足さんの新たな挑戦句。
7,「遺伝子」がやや重いという声あり。この一夜に託したのは作者?
8,恋の傷は十薬でも治せない。「塞がむか」がやや難しい?
9,「恋バナ」は恋の話のこと。若者言葉ですが575の会では市民権はまだないようです。
10,産毛の持ち主は少年か少女かと推理。少女ということでしたが間近で見る視線が熱いですね。
11,初恋の句。6月のことを風待月というそうです。風を待つ真っ白なワンピース。乙女心満開。
12,つれない人の心。新古今和歌集からの本歌どりの句。ホトトギス派も乱入?
13,なんと「指の先」はスマホを操る指でした。そこまで読み切れず、ごめんなさい。
14,電話口の緊張は昭和の恋です。失恋の句です。


さまざまな恋が乱舞しました。遠い記憶をたぐり寄せて、あるいは現在進行形の方も?
気持ちが若返った句会でした(笑)

来月は「夕焼け」。郷愁さそう句がそろいそうですね。





コメント
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