575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

夏蝶や樋口一葉若死す   佐保子

2016年08月29日 | Weblog
夏蝶といえばアゲハチョウを思い浮かべます。
最近では黒くて大きなナガサキアゲハも飛んでいます。
春の蝶よりも大きいものが多い、生命力に溢れ、
力強いイメージがあります。

そんな夏蝶に、明治の作家・樋口一葉の姿を重ねた句です。
最初、読んだときは、?という感じでしたが、
句会でのみなさんの意見を聞いて、
取り合わせの良さが分かってきました。

一葉は僅か24歳で亡くなってしまいます。
「たけくらべ」「十三夜」などの作品が残されました。
天がもう少し寿命を授けたら・・・と思わずにはいられません。

                  遅足


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