「梅」という宿題に「梅花皮」という答え。
指温める春の亭、とありますから、どうも
お茶席のことらしいとしか分かりません。
そこでインターネットで検索。
かいらぎ、はサメの背の中央部分の皮のこと。
梅の花の形をしたつぶつぶの突起があり、
刀の鞘などの装飾に使われてきました。
そこから、高台が、さめはだのようになった
茶碗のことを「かいらぎ」と呼ぶように。
茶碗は一番重要なお茶の道具ですが、なかでも
「井戸茶碗」が一番とされてきました。
その井戸茶碗の見どころが「かいらぎ」とのこと。
作者は、かいらぎの茶碗でお茶を頂き、
その良さを指の温かさで感じたのでしょうか。
遅足