575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

姑の逝きて身深き秋思かな   静荷

2019年11月04日 | Weblog

作者は、最近100歳を越えた姑を亡くされました。
生前は「いけず」のオバアチャンで、お屋敷に独り住まい。
ご機嫌伺いに訪れると、先制パンチが飛んできたとか。
とくに食べ物に関してはウルサカッタようです。
長男の嫁という立場だった作者。商家のお嬢様。
もちろん負けてはいなかったようです。

文化の違うお二人。喧嘩をすればするほど親しくなって・・・。
そして、喧嘩相手ならぬ話し相手がいなくなってしまいました。
寂しい日が続いています。

「身深き秋思」という表現に心が痛みます。(遅足)
コメント
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