575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

名古屋・妖怪三十六景

2019年11月30日 | Weblog
先日句会の帰りに、ン十年ぶりに再会した方から
タイトルの本を頂戴しました。
現代美術作家の山田彊一先生です。
偶然エレベーターに乗り合わせ、感動の握手とともに
ご著書をいただいてしまいました。

富嶽三十六景をもじった妖怪三十六景
名古屋には妖怪街道というのがあるそうなんです。
別名、落ち延び街道。
尾張徳川家に万一の事態が起こった場合、
藩主が名古屋城から領地の木曾の山中に逃げ延びる道で
そこは密かに逃げねばならないため、あえて開発をせず、
ご丁寧にも人が寄りつかないよう、妖怪話しを作り上げたとか。

実際には、名古屋城北東の堀を渡り、
土居下から東区、守山区をとおり定光寺(尾張徳川家の菩提寺)
に至り、木曾へと続くそう。

オールカラーのユニークな妖怪36体、
そこに エッセイストでもある先生の軽妙で独創的な
発想の解説文があります。
史実と体験談もからめてあり、不思議な世界へ
すっかりひきこまれてしまいました。
 何の縁か先生の手元に渡った天狗の面
 世襲制で殿様をガードしていた土居下同心・・
瀬戸線沿線住民の私としてはツボでした。

すれちがいざまの立ち話で、お礼もろくに言えませんでしたが
この場を借りて、お礼申しあげます。郁子




コメント
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