状況の説明で気になるところもありますが
時を止めるほどの深い静寂が地中にあるとするなら
凍てついた木の葉の中かもしれませんね。
能登さん:氷の下の木の葉に時がとどまる。なるほど。
須美さん:時とどむが好き
殿さま:マンモスも氷結して発見されています。氷は時をも止めてしまうのでしょうか。
物質が凍るのは、動き回っている分子が動きを止めることと
理科の時間に習った覚えがあります。分子って何?
突然動きを止める遊び「だるまさんがころんだ」を思い出しました。
目に見えない分子も動かなくなるくらいですから、
時間もフリーズするかもしれませんね。
凍し夜に フリーズ解けぬ 信号機 (殿)
この句には紅さんより
「中七から下五への意外性に惹かれました」とコメントがありました。
こちらは心象風景も詠み込まれているように思います。
信号機は、何の象徴でしょうか。自分自身?
止まれと進めを表示し、交通環境を円滑にする装置。それがフリーズしている。
ずーっと点滅,行きつ戻りつを繰り返しているのかもしれません。
解けぬということですから、多少のいらだちもあるのでしょうか。
コロナ禍の時事句ともとれますね。
春の光にフリーズが解けることを祈ります。 郁子