575の会では8月の投句に必ず戦争の句があがります。決して風化させてはいけないという思い、平和への誓いをあらたにする機会になります。
ところがここ近年の惨状はどうでしょう。
ロシアによるウクライナ侵攻、イスラエルとハマスの戦い・・終わりの見えない惨状を見るにつけ、いつまで愚かなことを繰り返すのかと歯噛みしたくなります。何も生まない戦争を、なぜやめられぬ?なぜ突き進む? 未来に負の遺産しか残せないのでしょうか。
選者のコメントです。
麗子さん:原爆のことを子供たちに知って欲しい。平和を尊ぶ作者の願いが感じられます。
千香子さん:平和の名のもとに逆のことがおこなわれていたり、平和とは何でしょう
晴代さん:どうお答えになったのでしょうか。
見ましたか人影の石夏の雲 千香子
須美さん:「見ましたか」がぐっときた。
亜子さん:原爆が落とされる前には確かにそこに人が存在したという影。「見ましたか」と問いかけがあるところに衝撃を受けました。問わずにはいられない気持ち。
泉さん:お盆らしさがでている。
郁子:原爆朗読劇「夏の雲は忘れない」 語り継がなくてはと思います。
壕の中帰らぬ人に終戦忌 亜子
千香子さん:8月には詠みたい俳句です
とりわけ暑い夏でした。皆、自分の身を保つだけでいっぱいだったかもしれません。ただ大切な分岐点に
あきらめるということが取り返しのつかない道の選択にならないようもう一度気を引き締めなくてはなりません。 郁子
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