ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

J3上がりの栃木に、J1落ちの新潟が負け

2018-04-15 17:52:44 | アルビレックス新潟
J2リーグ第9節。
J3上がりの栃木に、J1落ちの新潟が負けた。
アウエーの試合に駆け付けた2,000人の新潟サポの皆さんは、きっと悔しかったことだろう。
サポーターでさえそうだから、選手や監督、スタッフたちはどれだけ悔しかったことか。

チームが負けて悔しくない選手はいないだろう。
前節までの2連敗で、「尻に火がついた思い」だったはず。
それなのに、今節も負け。
しかも、今日敗れた相手は、昨年J3だった栃木。
昨年J1だった新潟としては、負けることは想定していなかった相手。
そこに、先に2点を取られ、アディショナルタイムになってから1点を返したものの、追いつけずに屈辱の敗戦。
終盤は猛攻と呼ぶにふさわしい展開となったが、遅すぎたと言わざるを得ない。

放送の解説者は、新潟の選手たちが孤立していると言っていた。
動きに連動性を欠いているということだろう。
局面局面で、選手がきれいに決めよう、上回ろうとし過ぎているような気がする。
それに比べて、他チームの選手たちは、前J1の新潟に対してがむしゃらに激しく来ているように見える。
そうしないと、個々の能力では新潟に勝てないから。
ではあるが、そんながむしゃらな相手をいなして勝てるほどには、新潟はそこまで強くない。
だから、決定的な場面で、相手に動き負けしてしまい、失点につながっている。
新潟は、チームとして動くどころか、選手が個の能力を発揮しきれていないまま負けているように見える。


昨夜は、仙台―川崎というJ1で好調なチーム同士の戦いをテレビで見た。
そこには、選手個々の戦いでは相手に絶対に、負けないという意識のすばらしさを感じた。
特に、ボールに対する一歩目が速い。
自分が行く、という意識が徹底されていた。
0-0で終わった試合ではあったが、各選手の集中力は、非常に見ごたえがあった。

それを思うと、新潟は、まだゆるいのだ。
逆に、J2のチームの選手たちに、動き負けしてしまっている。
今日の終盤のような戦い方ができれば、もっと勝てるだろうと思う。
試合の最初から最後までそんなふうにしていたら、疲れてしまう、という人がいるかもしれない。
でも、集中力を欠いてしまったり動き負けしまったりしているようでは、そんな試合も勝てやしないだろう。


次節は、ホームで大宮戦。
新潟は、3勝2分け4敗で13位。
大宮は、2勝2分け5敗で18位。
信じられないような戦績だ。
ついでに、昨季J1のもう1チーム、甲府も2勝3分け4敗で16位。
そろいもそろって、J2の下位に沈んでいる。
いずれも、1シーズンでのJ1復帰は、至上命題。
早くも両チームともに正念場。
だが、新潟にとっては、ホーム戦だけに、負けられない一戦となる。
個々の能力を十分に出し切っていない選手たちが、その力を発揮するような試合を見たいと思う。
コメント
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