ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

描こうとしている絵が見えない

2018-04-22 21:38:12 | アルビレックス新潟

ビッグスワンスタジアム。
J2同士で大宮と対戦するのは、2003年11月以来。
あの試合は、新潟が上野優作の決勝ゴールで1-0で勝利し、J1昇格を決めた試合だった。
その試合以降、アルビレックス新潟は14季にわたってJ1のチームであり続けていたのだ。
大宮は、その後J1に昇格。
一度J2に降格した後、またJ1に戻ったにもかかわらず、今季は新潟と共にJ2に降格となってしまっている。
両チームともにJ2に落ちてから、J2の優勝候補と言われながら、下位に沈んでいる。
新潟としては、大宮よりは順位は上なので、大宮を叩いて浮上していきたいところだ。
水曜日のルヴァン杯の試合では、J1の仙台に3-1で快勝していることも好材料のはずだ。
まして、ホームでの戦いだから、いい試合を期待した。

ところが、試合開始早々から大宮に主導権を握られ、危ない場面の連続。
たまたま相手が外したり、GKアレックス・ムラーリャの好守があったりして、何とか無失点で前半を終えた。

新潟には、チャンスらしいチャンスも作れず、得点のにおいはしなかった。


後半すぐのチャンスは、新潟が作った。
これなら後半は期待できる、と思っていたところ、大宮大前のFKが直接決まって、先制されてしまった。
まだ後半始まったばかりだし、なんとか同点に追いついてほしい、と願っていた。
しかし、なかなかゴール前に迫れない。
何なのだろう、この停滞感は…。

選手交代をして、新しい動きで得点を、と願う。
少しはゴールに迫るようになったが、あれが入っていれば…というようなシュートは新潟にはなかった。
それもそのはず、新潟の今試合でのシュート数は、わずかに3本!
大宮は、14本。

0-1で終わったが、ムラーリャのシュートストップがなければ、0-3以上で負けていたと思う。

攻め手がなかった。
…いやそういう訳ではないが、どのようにして得点をあげようとしているのか、よくわからない。
よく、「同じ絵を描く」というが、新潟は、選手同士どのような「絵」を描いてゴールを決めようとしているのだろうか?
それが統一されていないようにも見えるし、そもそも絵自体がないような気だってする。
開幕した当初は、得点に向けて連動した動きがまだ見えていたのに、今は、からっきし見えない。
大宮ならば、シモビッチにボールを預け、ほかの選手がゴールに向けて動く、という絵が見えたのだが。

前回はPK,今回はFKで最少得点を決められ、それが返せずに負けている。
絵がないから、得点のにおいがしない。
意外性もなく、相手にとって怖くはない。
何か手を打たないと、どんどん落ちていきそうで、オソロシイ。
今日のターレスの先発や、水曜日の試合に活躍した選手たちのベンチ入りや交代出場は、打った手かもしれないが、共通の絵が描けているのかどうか?

試合に勝ち負けは、つきものだ。
負けるのは仕方がないときもある。
だが、応援している者たちは、もっとわくわくしたいのだ。

深々と頭を下げるような選手たちの姿など見たくはないのだ。
試合後、スタジアムを去る人たちの背中を見てほしい。

みんな、サポーターを意味する「12」ばかりじゃないか。

わくわくするような試合を見たい。
そして、みんなで描いた絵の完成を見たいと思うのだが…。
コメント (2)
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